【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「変革期の経営戦略論:変化の時代(中)」から
2011/05/31
2011.5.25 日経産業新聞の記事「変革期の経営戦略論:変化の時代(中)」から
変化適応力を高めるにはダイナミックな経営が前提
コラムの著者 ボストンコンサルティンググループ パートナー森健太郎氏は、企業の「変化適応力」を高める方策を開示している。
○既存事業の収益力を高め、損益分岐を下げること
聖域を設けず、コスト削減を行い、ビジネスモデル(儲け方)のイノベーションで付加価値の高い事業に進化させること。
○新たな収益源の開拓を行う
10年後の収益源を考え、新規事業の立ち上げ、新興国などへのエリアの展開が必要。震災後の消費者行動の変化をいち早く捉え、イノベーションにつなげること
○変化を前提にした経営力を上げること
- スピード:意思決定の速さ、事業活動のサイクルの短縮、修正期間の周期や、売れ筋商財の追加投入、新商品開発のスピードアップがある
- シナリオ・プランニング:敢えて極端に振った複数の事業展開のシナリオを日常から討議し、不測の事態の予兆などを捉えられるようにする
- チームワーク:相互信頼を第一に。能力主義や職務規定の遵守だけでなく、日頃から労使一体で信頼の絆をもつ
変化に対する我慢の経営ではなく、ダイナミックな経営でうち勝つことが重要と説いている。