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【ヒット商品のネタ出しの会】日本経済新聞の記事「社説:NASAの大量離職が心配だ」から

2025.7.30  日本経済新聞の記事「社説:NASAの大量離職が心配だ」から

宇宙科学や気候変動の研究開発をリードしてきた米国

社説によれば、米航空宇宙局(NASA)で全職員の20%超にあたる約4000人がトランプ政権の早期退職制度に応じたという。NASAは、月・火星探査から地球気候変動の監視、宇宙観測、理系教育など幅広い守備範囲を持っている。これでけの大量退職で専門知識の豊富な人材が流出し、世界をリードするNASAが機能不全に陥る可能性を危惧している。

◯宇宙開発の覇権を狙う中国

社説によれば、トランプ政権は米政府の歳出や職員数の削減に躍起であるという。今年5月に公表した2026会計年度(2025年10月〜2026年9月)の予算案は、NASAの予算を前年から2割以上減らす計画である。

NASAの職員数は約1万8000人に上り、さらに元職員を含む数百人が明確な戦略のないまま人員や予算の削減に走る政権を批判、声明を発表した。また、起業家、イーロン・マスク氏に近い人物をNASAの長官候補に指名しながら、マスク氏の政権離脱と共に人事案を撤回して混乱した。

米政府の一機関が世界に影響を与えることは少なからずあるが、NASAの大量の退職は、一国の問題にとどまらない。米国が主導して日本も参加する有人月面探査「アルテミス計画」への影響は最小限に抑えなければならない。同計画でも20年代後半に人類を約半世紀ぶりに月面に送る。民間企業にも月面開発の扉を開く構想を前提に、日本やカナダなど50ヵ国以上が国際原則に合意している。

他方で中国が宇宙開発の覇権を狙っており、2035年までに宇宙飛行士が滞在できる月面基地を建てる構想を掲げているという。行き過ぎた制約をNASAに追わせていては米国自身のためにならないと早く気付くべきであると社説では警告している。🌕🪐🚀🧠📉📈🗳️💡👩👨🚀✒️📕📗💻💬⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌏 happy01🇯🇵🇺🇸🇨🇦


【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「令和なコトバ:サビカラ」から

2025.7. 28  日本経済新聞の記事「令和なコトバ:サビカラ」から

イントロ飛ばすどころか

コラムの著者 福光 恵氏(ライター)によれば、最近コスパ、タイパなどの「〇〇パフォーマンス」という言葉を聞くが、ここに新しい仲間が増えたという。コスパはコストパフォーマンス、つまり費用対効果で、タイパはタイムパフォーマンス、つまり時間対効果であるという。他にも、モチパはモチベーションパフォーマンス、タコパはたこ焼きパーティーではなく、タイム&コストパフォーマンスだそうだという。さて、その仲間とは。

○TikTokなど、縦型動画を共有するSNSでサビの部分だけが残されることもキッカケに

福光氏によるう今週のお題は「サビカラ」である。時間を節約するタイパに優れたカラオケのサービスを指し、楽曲のサビの部分だけを歌えるカラオケをこう呼ぶという。

曲が始まったあと、リモコンの「サビへ」ボタンを押すと一気にサビの部分に飛ぶサービスがある。通信カラオケ「ジョイサウンド」の登録商標でもあるサビカラはサビ「だけ」で作ったカラオケのことを指すという。こと起こりは、新型コロナウイルス禍で遠ざかっていたカラオケに、気軽に戻ってきてもらおうと、サビの部分だけで誰もが盛り上がれるカラオケをサビカラと名づけて提供することからのようである。

福光氏も早速近所のカラオケ店で、リモコンの検索画面に「サビカラ」と書かれたコーナーを見つけ、タッチして起動。曲名、歌手名などサビカラ内で検索できる他に、短くても採点機能なども使える。

ちょっとしたイントロとタイトルが出た後、サビに突入。さあ、気持ちよく歌えると意気込んだが、今度はサビの部分のメロディーが出てこない。これではタイパですぐに終わってしまう。そんなスリルも含めて楽しいエンターテイメントであったという。♬♪🎤🍱📱🚚💬🧠📻⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵


【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「私見卓見:地域発DXは大学が推進役に」から

2025.7.28  日本経済新聞の記事「私見卓見:地域発DXは大学が推進役に」から

地域経済の活性化に地域の中小企業がDXに取り組む

コラムの著者 湯浅 修一氏(山口大学DX人材育成推進室准教授)によれば、人口減少や少子高齢化に伴って、地域の中小企業が市場の縮小、働き手不足や社内業務の属人化が急激に進んでいるという。中小企業もデジタル技術とデータを活用してビジネスモデルを変革し、新たな価値を創出することが競争力を高めていくことが不可欠だという。

◯学生と企業が共同でDXの取り組みを企画、実践する

湯浅氏によれば、デジタル技術とデータを活用することによるメリットは、時間と距離の制約を超えた情報伝達や共有が可能であることと、大量のデータから次の打つ手を早く的確に判断できる点である。

地域発DXに取り組んだ企業は;

  • 実店舗の枠にとらわれず、遠隔地に商圏を拡大
  • ビジネスチャンスを広げる
  • 顧客との取引履歴をデータベース化して最適な商品を提案してリピートを増やす
  • 機械の遠隔操作や収集した稼働データから、多様な人材が安全で効率的に働ける職場環境を提供できる

といったメリットを生んでいる。これによって地域の企業が活性化することで地域経済も活性化する。そのための旗振り役として地元の大学は機能すべきだというのが湯浅氏の提案である。学生と企業が共同でDXの取り組みを企画、実践するフィールドワークの機会を設けるのも有効だという。大学と学生にとって生きた学びの場を企業から提供してもらえるとともに、企業としても若い世代ならではのビジネスアイデアを得ることが期待できる。🧑‍⚕️👦👶🏫💬👩🤝👨💡🐡⛰️🌾🏣❤️👦👧💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵


【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「<サイエンスNextViews> 日本の科学は虚無感の淵に」から

2025.7.27  日本経済新聞の記事「<サイエンスNextViews> 日本の科学は虚無感の淵に」から

役割過小評価はリスク 

コラムの著者 加藤 宏志氏(日本経済新聞社 編集委員)によれば、科学技術立国を掲げている日本で、科学の役割に虚無感が漂い、将来への危機感を抱くべきだという。科学の役割を過小評価すれば科学研究費は無駄となりかねず、イノベーションは滞る。根拠に基づかない政策の横行や、非科学が生む偽情報の蔓延も招くという。

○「科学は頼りになる」という信頼が揺らいでいる

加藤氏によれば、日本学術会議を国の特別な機関から特殊法人に変える法律が今年6月に成立した。日本の科学者が代表する学術会議に府省庁が審議を依頼し、回答を得たのは2020年以降で4回のみと「相談が非常に少ない」状況にあるという。加藤氏によれば、背景に「科学は頼りになる」という信頼が揺らいでいると感じている。

確かに科学技術立国ニッポンの看板は色褪せた。世界が注目する有力論文の数も日本は2000年代初頭の世界4位から13位に順位を下げたという。企業活動の研究開発も半導体や蓄電池が軒並み競争力を失った。科学のありがたみを実感できない状況にある。

さらに、今の状況を当たり前とする虚無感は大きなリスクをはらんでいるという。科学の役割を過小評価すれば科学研究費は無駄となりかねず、イノベーションは滞る。根拠に基づかない政策の横行や、非科学が生む偽情報の蔓延も招く。現状を打開するには科学の役割を再認識すべきであるという。科学の使命は、日本の過去に成功を収めた実用研究を追い求めるだけではなく、科学技術教育で身につけた視点や発想法は、社会のさまざまな場面で意思決定や物事の理解の助けになる。社会の発展を支える知恵でもある。💰🚀💡🎓🧠🏢🗻🔥🌳🎓💡💬📻⚡️🏙️🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵🇨🇳🇺🇸


【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「トレカで交流、仲間ゲットだぜ」から

2025.7.26  日本経済新聞の記事「トレカで交流、仲間ゲットだぜ」から

イベント盛況・SNSでつながり、社内サークルも発足

コラムの著者 山口 和輝氏(日本経済新聞社)によると、トレーディングカード(トレカ)で遊ぶイベントが新たな交流の場として若年層社会人に注目されているという。実は仮想ではなく、友人とチームを組んで試合に出たり、対戦した相手とSNSで繋がったりとリアルならではの出会いや体験に魅力があるからだという。中には会社が活動費を支援する「サークル」が登場するなど、裾野が急速に広がりつつあるという。

○コスプレで参加

山口氏によれば、公式大会イベントでは、女性の参加者も多く、被り物やコスプレをしながらゲームを楽しむ人の姿も見られたという。物販では「推し」のキャラクターカードやグッズを求めて長蛇の列ができ、午前中で売れ切れたものもあったという。新型コロナウイルス禍の巣篭もり需要人気に火がついたトレカであったが、足元の主戦場はもっぱらリアルであるという。

この人気の牽引役は、CCCの調査では同社店舗でトレカ商品を購入する6割強を20〜30代の若者が占めるという。実際にトレカイベントは人間関係の輪を広げる場になっているという。社内サークルとしてトレカを認める動きも出てきたという。デジタル映像制作を手掛けるレイでは社内部活動制度を導入しており、1月にトレカサークルが発足した。部員も増加中だという。

トレカが受けるのは気軽に楽しめる点も大きいという。例えばポケモンカードの初心者向け「スターターセット」は公式価格で数千円程度。大半のコンテンツが一回のプレー時間は30分以内と短いという。試合に有利になるレアカード使用を制限する場合も多く、自分で組み合わせたカードのセットを示す「デッキ」の強さに依存しない工夫が初心者の取り込みにつながっているという。

一方、課題もある。人気加熱による過度な転売価格の引き上げや、一部では偽造品の出品が確認される事態も発生している。運営側の注意喚起と、プレーヤー同士でも健全さを維持していく姿勢が求められるという。♥️🔥🌳🎓💡💬📻⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵🇺🇸