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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の特集記事「Google覇者のジレンマ、ネット企業の興亡(上)」から

2011.5.26  日経産業新聞の特集記事「Google覇者のジレンマ、ネット企業の興亡(上)」から

大企業病かGoogle?

 コラムでは、広告事業が好調な中で、大企業病の芽も顕在化してきているという。何よりも社内調整に時間がかかり、意思決定が遅いために機会損失しているという。例えば、グル―ポンで代表される共同購入クーポン事業も実は社内で事業化の検討段階であったという。ところが意思決定の遅れが他社を飲み込む検討に入った要因と言われている。

創業者の一人ラリー・ペイジ氏がCEOに返り咲き、従来の機能別ではなく、商品別組織に変更する。しかし、2万6千人を越える社員数で、ベンチャー並みのスピードを共有するのは、カリスマ創業者でも困難かもしれない。米アップルのジョブスCEOでも、大きな発想と意思決定の転換を同時に行うことは極めて厳しい状況だ。

Ex-googlerがFacebookの主力という厳しいIT業界で、第二のマイクロソフトになるかどうかは、新CEOのビジョンと実行力に掛っている。

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