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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:車と道路の相乗的発展、日本では理解に遅れ」から

2016.9.16 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:車と道路の相乗的発展、日本では理解に遅れ」から

宅配便が発展した現代とは隔世の感

コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、日本では欧州とは異なり、車と道路の関係で交通インフラが成長してこなかった点で歴史的な見解を語っている。

◯車輪は運輸、交通の革新的な発明

和田教授によれば、車輪は地上を走る交通機械の生命だという。軸は回転に対して地面から一定の高さにあることから、位置エネルギーの損失がない。さらに、運搬物を引きずったときの地面との摩擦を、細い軸と軸受けで、地面との摩擦を極限化、極小化した。さらに近代のボールベアリングの発明で、軸の滑り摩擦もほぼゼロでロスがない。

しかし、肝心の道路が凸凹であれば役立たない。これを解決するために、1つは上下動がない軌道(レール)を敷く方法と、キャタピラのような無限軌道をつける方法がある。後者は、道路の凹凸を吸収するために、軸のものを載せる台の間に板バネなどでショックを和らげ、タイヤで吸収する必要がある。

日本では、平安時代などの牛車のような、権威誇示のための装飾などへの展開はあったが、車輪の改善と道路の改善は並行して進まなかった。クッション機構も理解されなかった。

道路の改善は、徳川幕府の国内統治の視点から大量物資の移動も禁止されたことも原因で進まなかったようだ。

自動車大国で、宅配便をはじめとする物流網が発達した現代社会とはまさに対照的である。pchappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:『デフレ再び』の宿痾」から

2016.9.15   日経産業新聞の記事「眼光紙背:『デフレ再び』の宿痾」から

訪日客が引いた後の悪い癖

ドラッグストアやスーパー、居酒屋など流通や飲食系では、訪日客での一時需要が低下すると、デフレ経済の悪い癖である値下げ幅の拡大がはびこるという。コラムの著者は、値下げではなく、接客サービスの向上など付加価値をあげる努力をしないと、日本の産業の根幹である商品開発能力の低下を招くと危惧している。

◯約20年続いた低価格競争での悪い癖

ここ数年インバウンド需要で潤っていた業界が、最近は前年実績を下回るところが増えてきたという。すると途端に値引き競争して売り上げ減に歯止めをかけようとする。

しかし、この動きは、これまでの低価格競争で疲弊した産業界の二の轍を踏むことになる。疲弊した業界では商品開発もコストカットした挙句、ヒット商品は生まれずに消えていってしまうといった負のスパイラルに入ってしまう。つまり売り上げ減と同時に利益までも減らし、生産性も上げられず、具体的には無理な働き方や取引先への不当な値下げ要求につながり、ブラック企業を生むことになる。

低価格競争は生活防衛の面でも消費者は一部歓迎するが、商品やサービスの価値がわかるようでないと、新商品さえ生まれてこない事態となる。安かろう悪かろうになりかねない。camerahappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:漢字・カタカナ・ひらがな、日本語の多層表記、意識を」から 

2016.9.15  日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:漢字・カタカナ・ひらがな、日本語の多層表記、意識を」から

「六法」すべてが口語体に

コラムの著者 関沢 英彦(東京経済大学コミュニケーション学部教授)は、日本語の表記である、漢字・カタカナ・ひらがなの利用が、TPOによって異なり、ビジネスでも日常生活でも、表記の多層構造を理解することは重要だと指摘している。

○TPOで異なるバランス、頻度

運送や海商に関する商法改正の作業が進んでいるという。現代の運送事情に合わせて、1世紀以上も前のカタカナ混じり文語体をひらがな混じりの口語体に変わり、「六法」すべてが口語体になるという。

日本語の表記は、よくご存知のように3種。漢字、カタカナ、ひらがなである。興味深いのは、関沢教授が示した事例である。

  • 講演会のスライド;ほとんどカタカナと助詞の「と」のひらかなだけという場合も。アルファベットも多く、AI(人工知能)のように注釈がつく。定着したコーポレート・ガバナンスなどは注釈がないものがおおくなっている。
  • 法律;ひらかなは漢字を結びつける役割に徹しており漢字が多用される。技術関連の用語やパブリックコメントのような新しい行政用語はカタカナが使われる。
  • 日常会話;ひらかなの言い回しが多い。ソーシャルメディアでもひらかなが多い。
  • 小説;日常生活を舞台にした小説ではひらかなが多い。
  • 新聞の俳句・短歌;日頃わすれてるひらがなの大和言葉が使われる
  • 会話;「建前」が述べられるときは漢字が多用。「本音」が示されるときはひらがなが多くなる
  • 絵本;ひらかなが多い。言葉の古層であり深い思いを示すのに向いているようだ。大人たちでも癒されるのはひらかなのこういった部分かもしれない。

漢字、カタカナ、ひらがなとアルファベットが多層に重なり合っている中で我々は生活している。この構造をしることで、ビジネスでも日常生活でも的確なコミュニケーションをとる上で重要と思われる。cafehappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「アジアのつま恋」から

2016.9.14   日経産業新聞の記事「アジアのつま恋」から

視点を国内からアジアへ?

拓郎、中島みゆき、陽水あるいは、福山雅治、関ジャニで共通するキーワードが「つま恋」であろう。コラムの著者は、このほど「つま恋」のリゾート経営を行ってきたヤマハが閉鎖することに対して、マーケットのターゲットを国内からアジアへ広げられないかと述べている。

◯ポプコンが多くのミュージシャンや楽曲を生んできた

ヤマハが経営する「つま恋」は静岡県掛川市のリゾートであるが、日本の音楽シーンに大きな影響を与えてきたことは、上記のミュージシャンの名前からも明らかであろう。単なるリゾート地を超えて、そこで開催されるポプコンがなければ、世に出ることさえなかったミュージシャンや楽曲も少なくない。

しかし、1974年から42年が経ち、設備の老朽化、競合施設の増加で、ヤマハは経営悪化したのが閉鎖の理由だとしている。ヤマハも今や自社のピアノの売り上げの6割が中国、今後の有望市場もインドネシアなど東南アジアだとなれば、国内の音楽産業の活性化に投資する意義はすくないとの見解だろう。

だが、つま恋の地勢を考えると、日本の主要都市、東京、名古屋、大阪から新幹線でアクセスできた強みの視点を広げ、中国、東南アジア、韓国からの空の便を使うと、富士山静岡空港は全国の国際線利用8位として「つま恋」がポプコンアジアなどの開催にむいているのではないかと、コラムの著者は示唆している。camerahappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「風向計: 健康管理、栄養士や薬剤師が助言」から

2016.9.13   日経産業新聞の記事「風向計: 健康管理、栄養士や薬剤師が助言」から

パーソナルトレーニングの時代へ

コラムの著者 川崎 由香利氏(ジャーナリスト)は、糖質制限などの食事ケアで健康と体型を整える人が増加し、反って「新型栄養失調」に陥る事実から。個人に寄り添う健康指導者を選ぶ時代になってきたことについて語っている。

○氾濫する健康情報に対して健康管理やダイエットの羅針盤が必要

管理栄養士の仕事もこれまでの企業や病院での栄養指導が主であったが、栄養学に自分の個性や得意ジャンルを加えてブランディングする人も出てきた。ネットで集客し、スクールやセミナー、資格認定事業を展開する事例もでてきた。

栄養学に基づき、メンタルケアと美容を含む健康づくりを指導して座学と調理実習を組み合わせた講座を開いている。食から健康で幸福な生き方を実現する姿勢でファンを増やしているという。

ダイエットに特化した料理教室も人気。さらに栄養士だけでなく、薬剤師もサプリメントアドバイザーとして、からだによい食品の取り方や健康食品やサプリメントの摂取指導など、他との差別化を図る人も現れているという。

政府も増える医療費の増大に対して「セルフメディケーション」の方針を強化している。薬剤師が健康相談を受け付けるように促しているという。パーソナルアドバイザーのように、個人に寄り添う健康指導者を消費者が求め選ぶ時代となってきたようだ。camerahappy01