【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「アジアのつま恋」から
2016/09/17
2016.9.14 日経産業新聞の記事「アジアのつま恋」から
視点を国内からアジアへ?
拓郎、中島みゆき、陽水あるいは、福山雅治、関ジャニで共通するキーワードが「つま恋」であろう。コラムの著者は、このほど「つま恋」のリゾート経営を行ってきたヤマハが閉鎖することに対して、マーケットのターゲットを国内からアジアへ広げられないかと述べている。
◯ポプコンが多くのミュージシャンや楽曲を生んできた
ヤマハが経営する「つま恋」は静岡県掛川市のリゾートであるが、日本の音楽シーンに大きな影響を与えてきたことは、上記のミュージシャンの名前からも明らかであろう。単なるリゾート地を超えて、そこで開催されるポプコンがなければ、世に出ることさえなかったミュージシャンや楽曲も少なくない。
しかし、1974年から42年が経ち、設備の老朽化、競合施設の増加で、ヤマハは経営悪化したのが閉鎖の理由だとしている。ヤマハも今や自社のピアノの売り上げの6割が中国、今後の有望市場もインドネシアなど東南アジアだとなれば、国内の音楽産業の活性化に投資する意義はすくないとの見解だろう。
だが、つま恋の地勢を考えると、日本の主要都市、東京、名古屋、大阪から新幹線でアクセスできた強みの視点を広げ、中国、東南アジア、韓国からの空の便を使うと、富士山静岡空港は全国の国際線利用8位として「つま恋」がポプコンアジアなどの開催にむいているのではないかと、コラムの著者は示唆している。
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