【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:『情報誌ぴあ 21日休刊』」から
2011/07/16
2011.7.13 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:『情報誌ぴあ 21日休刊』」から
ネット社会にはない横断的な媒体の休刊
コラムの著者でジャーナリストの中本千晶氏は、ネット社会の発達で、チケット販売の変容と雑誌ぴあの休刊について語っている。
雑誌ぴあ(首都圏版)は1972年以来39年間続いてきたが7月21日に休刊する。 中本氏が危惧するのは、ノスタルジーではなく、エンターテイメント雑誌の機能が、ネットで実現できるかといった視点だ。
ページをめくることで、チケットの情報を得て、予約するといった手順が必要であった時代は、デート用のチケットを得ることが、公私ともリスクがあったという。公は、チケットの売れ切れリスク、私のリスクは、開演当日まで、相手と別れないかというものであった。ネット社会は、このリスクは回避できた。
しかし、高いチケット代を投資するなら、お目当てだけのピンポイントだけでなく、幅広い横断的な検索がさっとてきる雑誌の機能は大きいという。こういったま直感的、偶発的な楽しみはネットでは味わえない。
エンターテイメント雑誌は電子書籍化され、こんな機能を誰かが入れてくれるのだろうか?