【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「Newsアルファ(α):ソーシャルの力、企業覚悟を」から
2011/07/13
2011.7.8 日経産業新聞集の記事「Newsアルファ(α):ソーシャルの力、企業覚悟を」から
ネットで世論や意見を筋書き通り伝わることは幻想
コラムでは、九州電力の「やらせメール」問題が7日に明らかになったことに触れて、自社に有利な情報を一気に広められるという誘惑に負け落とし穴にはまった、と手厳しい。ネットを巧みに利用するつもりが逆に窮地に陥った。
送り手の筋書き通りに情報が伝わると考えるのは幻想だ。受け手の立場や感性で解釈は異なり、意図とは違う形で増殖することもあるという。”監視”の目が光るネット空間で「都合のいいことをこっそり」は通用しない。最近は、ソーシャルメディアの動きを分析し製品情報や広告の効果や広がりに注目する企業も増えてきている。
顧客がユニクロの服を着た自分の写真を投稿するサイトをつくったファーストリテイリング。販促をネットに活かす考えであるが、実名前提のフェイスブックを採用した。同社社長の柳井正氏は「匿名では責任ある情報を交換できない」と語ったという。ネットの利便性と無名の参加といったリスクを考慮しての苦渋の判断だ。ネット社会のリスクを理解することが、企業がソーシャルに参加する条件のようだ。
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