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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:アクセサリー、音質へのこだわり凝縮」から 

2017.11.28   日経産業新聞の記事「いいモノ語り:アクセサリー、音質へのこだわり凝縮」から

機能ではなく感性の領域に踏み込むメーカー

コラムの著者 鴻池 賢三氏(AV評論家)は、パナソニックがUSBパワーコンディショナーとよぶマニアックな製品を投入した意義について語っている。

○総合家電大手メーカーが挑戦した具体的な機能のない製品の発売

 この製品はデジタルオーディオ機器の開いているUSB端子に本機を挿入すると、機器内の電源ノイズを低減し、音質を高めるというもの。驚いたことに、鴻池氏も実際体験したが、音が挿入前後で大きく違うかといえば、別物となるというわけではないという。この「差」をどう考えるかで、本製品への評価は大きく異なるという。

ここでのポイントは、総合家電大手メーカーであるパナソニックがオーディオマニア向けとはいえ、具体的な機能のない製品を発売した挑戦にあるという。機能ではなく、感性の領域に踏み込むモノづくり。デジタル化と「IOT化」で製品機能の差別化が難しくなった今、蓄積したアナログ技術を付加価値として提供できるのは、歴史を持つ日系メーカーの強みともいえるのではないか。 💡🎶🔊⚡️🌎happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:インバウンドバブルの足音」から

 2017.11.27  日経産業新聞の記事「眼光紙背:インバウンドバブルの足音」から

いつ円安が円高になるか予測不能あるのに訪日客向け投資

コラムの著者は、数年来のインバウンドの急増は地方都市にも波及しているが、どこかこの活況はバブルの足音がすると指摘している。

◯需給ギャップで悲鳴をあげる広島市

 コラムの著者がいうには、昨年5月のオバマ米前大統領の広島訪問以降、欧米系を中心に訪日客の増加に弾みがつき、「世界遺産」の宮島と原爆ドームでは外国人観光客の姿が目立ってきたという。さらに折しも広島東洋カープのリーグ連覇でマツダスタジアムの観戦ツアーも盛況だという。

慢性的な客室不足だった広島のホテル市場の需給ギャップは深刻になっている。ホテルの建設ラッシュが続き、誘致話が次々に舞い込む外資系ホテルも強気だという。

インバウンドを支える円安基調が、いつ円高に転向するかもわからないのに、観光客に悲鳴をあげるバルセロナのように日本でも「ノーモア外国人」の声が広がる可能性も有る。この熱狂はどこかバブルの足音のようにも聞こえるという。🔎🏢🏨⚡️🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:子供向けの習い事、低価格で『体験』仲介」から 

2017.11.22   日経産業新聞の記事「トレンド語り:子供向けの習い事、低価格で『体験』仲介」から

1回の体験レッスンでは本当にあうかどうかは疑問

コラムの著者 面川 真喜子氏(マーケットプランナー)は、自分の子供の教育を考えた時、学校選びとともに重要だと思われるのが習い事であることから、十分に吟味して決めたいというニーズに応えたVBがあると語っている。

○低価格で30種類以上の体験レッスンができるサービス

  ベネッセ教育総合研究所の調査によると、月額の校外教育活動費は

  • 幼児(3から6歳まで);6500円
  • 小学生;1万5300円
  • 中学生;2万2200円

となっているという。子供向けの習い事市場は1兆円を超えているという。

幼児から小学低学年では、スポーツ系や芸術系の習い事が人気がある。親は学校で学べない多様な資質や能力の育成を習い事に期待するという。だが、1回の体験レッスンで入会の決断が迫られることが多いという。

そこで、面川氏が紹介しているのが、スクルーというVBである。同社は、低価格で30種類以上の習い事の体験ができ、子供にあう教室を見つけることができるサービスを立ち上げた。さらに、社長の自宅周辺にある習い事教室を手始めに、現在都内1万件以上の教室を網羅。そのうち、4百件以上が複数回の体験レッスンができるという。住宅街の小さな教室を中心に登録を進めているのも特徴的である。✏️🏠💡⚡️👶👦happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:AIは数学の難問を解けない」から

 2017.11.22  日経産業新聞の記事「眼光紙背:AIは数学の難問を解けない」から

真面目すぎるものは数学の新概念は生めない

コラムの著者は、数学のノーベル賞とされるフィールズ賞受賞者の広中平祐米ハーバード大学名誉教授の言葉を引用し、人工知能の将来に触れている。

◯AI自身、数学者から生まれたもの

 広中平祐名誉教授が示唆するのは、「人工知能(AI)は数学の難問を解けない」、「AIは真面目すぎる。少しクレージーでないと、新しいものを作るのには向かない」というものだ。つまり、数学は、サイエンスの中でも新しい発想が最も必要とされる学問だからだという。

フィールズ賞も40歳以下の研究者が対象。頭が柔らかい若い人でなければ独創は生まれないとの考えからである。過去のデータや経験から学習する真面目な研究者がAIというわけである。

面白いことにそんなAIを生んだのも数学を生み出した究極の情報技術である。「思考する機械」としてコンピューターの概念を初めて理論化したアラン・チューリングも数学者である。さらに最近は、過去の経験にとらわれないAIの開発も進んでいる。少し不真面目なAIの研究も必要とされるのかもしれない。🔎🎓🏢⚡️happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:ブランド価値、エピソードひと味」から

2017.11.24  日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:ブランド価値、エピソードひと味」から

エピソード・ブランディングのススメ

コラムの著者 三浦 俊彦教授(中央大学商学部)は、ネスレ日本が始めた「旅の思い出 キットカット」という新サービスのマーケティングについて触れている。

○2つのエピソード・ブランディング

 この新サービスは、JR京都駅構内で、専用パッケージの抹茶味の商品にスマートフォンなどで撮った旅の思い出の写真を印刷し、裏面に宛先を書いて切手を貼れば、絵葉書のように郵送できるというもの。単なるキットカットが、素敵なエピソードが詰まった商品になるという。

このようにい商品やサービスにエピソードの価値をつけてブランドを高める戦略を「エピソード・ブランディング」と呼ぶ。エピソードのつけ方には、

  • エピソード開発戦略:製品やサービスを使って得られる素敵なエピソードを開発し、ブランドを高めるもの。キットカットでは受験生にメッセージを送るもので、商品名の音から「きっと勝つ!」とした戦略である。
  • エピソード付加戦略:今回の無関係な京都での旅行の思い出、エピソードをキットカットにつけた事例。

何れにしても、「製造時品質」からエピソード・ブランディングによる「使用時品質」にかわったことは、これからの日本の企業の戦略となると、三浦教授はみている。🍫📺📷🏢🌍happy01