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2017.11.28   日経産業新聞の記事「いいモノ語り:アクセサリー、音質へのこだわり凝縮」から

機能ではなく感性の領域に踏み込むメーカー

コラムの著者 鴻池 賢三氏(AV評論家)は、パナソニックがUSBパワーコンディショナーとよぶマニアックな製品を投入した意義について語っている。

○総合家電大手メーカーが挑戦した具体的な機能のない製品の発売

 この製品はデジタルオーディオ機器の開いているUSB端子に本機を挿入すると、機器内の電源ノイズを低減し、音質を高めるというもの。驚いたことに、鴻池氏も実際体験したが、音が挿入前後で大きく違うかといえば、別物となるというわけではないという。この「差」をどう考えるかで、本製品への評価は大きく異なるという。

ここでのポイントは、総合家電大手メーカーであるパナソニックがオーディオマニア向けとはいえ、具体的な機能のない製品を発売した挑戦にあるという。機能ではなく、感性の領域に踏み込むモノづくり。デジタル化と「IOT化」で製品機能の差別化が難しくなった今、蓄積したアナログ技術を付加価値として提供できるのは、歴史を持つ日系メーカーの強みともいえるのではないか。 💡🎶🔊⚡️🌎happy01

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