【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行を読む:日本の魅力発信、在日中国人ママが活躍」から
2016/02/24
2016.2.19 日経産業新聞の記事「流行を読む:日本の魅力発信、在日中国人ママが活躍」から
ネット、リアル、フェスへと展開
コラムの著者 中村 泰子氏(ブームプランニング社長)は、在日中国人ママ達の活動が、訪日客の増加、日本企業の中国進出で注目されていることについて触れている。
○中国人ママ同士の輪から日本企業の商品・サービスを後押しする立場へ
2012年一般社団法人美ママ協会(横浜市)が活動の核となり、在日中国人ママの交流の場からインバウンド需要を意識する日本企業の商品・サービスを雑誌やネットで紹介する事業を手掛けているという。
美ママ協会の規模はオンライン上で約7千人、オフラインでも東京と上海に800人以上のアクティブメンバーをもつ団体。さらにその8割近くが0から3歳児を抱えるママさんたちであるという。中国からみればほとんどは中国を変えると言われる新人類「バーリンホウ(80后)=1980年代生まれ」で一人っ子政策のために親世代との育児に関する考えも違うという。
育児に不安をもつママたちは日夜リアルタイムで育児経験談を情報交換しているという。やがて、その交流から日本のベビー用品や食品、化粧品などの大手メーカーから問い合わせが入るようになり、中国人ママを集めた座談会を手がけるようになったという。
日本企業にとって、日本語のできる在日中国人ママたちは、ネット、リアルでも商品やサービスの情報を口コミで広げられ、中国本土に伝わればインバウンド需要を後押ししてくれるありがたい存在だ。さらに、企業は「ママ・フェス」までも支援して、Win-winの関係をつくれるという。