【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:人材育成論はほどほどに」から
2016/02/23
2016. 2.22 日経産業新聞の記事「眼光紙背:人材育成論はほどほどに」から
時代に応じて話題になる人材だけの追求は近視眼的?
繰り返し新しい科学技術分野が興ると叫ばれる専門人材の育成の必要論がある。コラムの著者は、その必要性は否定しないが、釈然としないのはその近視眼的な人材育成論にあるという。
○今ならデータアナリスト、一昔前ならバイオイフォマティクス専門家
科学技術の発展に伴って人材の育成論議がでるのは珍しくないが、極端な専門育成は、逆に人材の硬直化にもつながりかねない。今はビッグデータを駆使できるデータアナリストやIoT技術に基幹となるソフトウェアエンジニアの育成が叫ばれる。そのこと自体を否定することはない。しかし、研究分野は世の経済的な需要や流行で左右されるものではなく、むしろ、新興分野にも対応できる基盤的な能力が重要で、さらに違う分野の研究者とコミュニケーションできる対話力が重要ではないのだろうか。
優秀な人材が集まらないのは、魅力が乏しい分野かもしれない。人材不足よりも戦略不足かもしれない。
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