Previous month:
2016年1 月
Next month:
2016年3 月

2016年2 月

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:ブランディング、2種のエピソード活用」から

2016.2.25  日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:ブランディング、2種のエピソード活用」から

自己と他者エピソードブランディング戦略の事例

コラムの著者 三浦 俊彦教授(中央大学商学部)は、認知心理学どいうエピソード記憶に訴えたマーケティング戦略について語っている。

○ブランドの成否を決めるエピソード

認知心理学では、記憶を「法隆寺」を例にとると

  • 意味記憶;世界最古の木造建築、世界遺産
  • エピソード記憶;年末年始に彼女と法隆寺に出かけた

となる。意味記憶は頭にあるだけだが、エピソード記憶は深く心に刻まれる。エピソード記憶に訴えるマーケティング戦略としてエピソード・ブランディングがある。エピソード・ブランディングには、自己体験に基づく自己エピソード・ブランディングと他者の行為による他者エピソード・ブランディングがあるという。

自己エピソード・ブランディングとは、消費者に自身の価値のあるエピソードを創造してもらう戦略である。事例として、

  • レストランでの記念日でのケーキやシャンパンのサービス
  • 鉄道の夏休みの小学生向けスタンプラリー
  • 食品スーパーでの日曜の親子料理教室
  • キットカットの「きっと勝つ」を担いだ入試用のキャンペーン

などがある。一方、他者エピソード・ブランディングとして、

  • 恋人たちの「愛の南京錠」
  • 神社での合格祈願の絵馬
  • SNSでのイベント

などがある。自然発生的な他者エピソードをいかに掴むかは企業にとって重要で、それによる独自のエピソード開発も必要だという。pchappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:常識変えていく緩和漬け」から

2016. 2.24   日経産業新聞の記事「眼光紙背:常識変えていく緩和漬け」から

貯めても無駄、借りる方が賢い?!

コラムの著者は、景気や家計に大きな影響を与える金融緩和政策が十分な説明がないと、緩和政策への慣れで常識が変わり、国の予算や家計に大きな影響を与えかねないと懸念している。

○日銀のマイナス金利政策の導入から1週間後

この劇的な政策の実施後、今のところ判断は資源不況や中国市場変調という世界経済の逆風を跳ね返せないでいる。お金の流れを良くするといった目論見で見ると、株価や為替を見る限り、思惑通りとは言い難い。一方、家計にはじわじわと影響が出始めている。

お金を預けると、利息を受け取るのではなく、利子をはらう状況。これが、新たな常識となると、銀行の預金の利率は降下、ローンの利払いでのメリットはあるものの一部の利用者だけの話である。保険会社は保険料の値上げ、年金も心配となる。

貯めても無駄、借りる方が賢いといった風潮には将来がない。しかも国民一人当たり800万円を超す「国の借金」は増えてくる。規制緩和の言葉に踊らされると厳しい現実がかえって来そうだ。pchappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:リベラルアーツ、『科学技術の羅針盤』周知を」から

2016.2.23  日経産業新聞の記事「TechnoOnline:リベラルアーツ、『科学技術の羅針盤』周知を」から

リベラルアーツとは自由人が持つべき知識・学問

コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、どんな学問でも発展に従って「近視眼」的になる場合に、これではいかないと助けを求めるものがリベラルアーツという高い視点と広い視野にたった考えが必要という。

◯一般教養といった通り一遍のものではない

和田教授によれば、リベラルアーツを一般教養と翻訳されたもものとは根本的に違うという。人知における価値を悟ってこそ、さらなる発展があるという、真理探究の基礎岩盤だという。

ギリシャ・ローマ時代を経てルネサンスにかけて生まれた。一般教養を目的とした文法・修辞学・論理学(弁証法)の3学と算術、幾何学、天文学、音楽の7科目である。リベラルアーツは、7学科の基本となった自由人が持つべき知識・学問であってその下流に職業性学問があるという。ルネサンス以降の科学的進歩にともなってこれらの学問も別の名称になってしかるべきである。ここに日本国民へ科学技術の発展に対してリベラルアーツの周知が重要になってくる。

日本が技術立国を目指すなら、世界の知的エリートの敬愛の対象となるためには、エンジニアリング一般をリベラルアーツの概念で包み込みながら推進する必要があろう。pchappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:電気代、夜はタダの仕組み」から

2016. 2.23   日経産業新聞の記事「眼光紙背:人材育成論はほどほどに」から

組み合わせプランではなく再生エネでの差別化が本来?

コラムの著者は、電力小売り自由化の完全自由化が4月に始まることから各社料金プランが乱立する中で米国などでは夜間料金無料というプランがあり、その背景について述べている。

○夜間無料にできるからくりは風力発電所と送電網の整備

日本のような送電網の整備が遅れ、再生エネルギーの接続を制限していることから風力発電で夜間余剰な電力を利用できないことが要因にある。今も化石燃料に頼っている日本では、発電量が変動する風力発電の送電網や設備が整っていない。

したがって、携帯電話やガスなどと組み合わせた苦肉の策がとられている。反って化石燃料を前提とした自由化では消費者の選択肢を狭めることにしかならない。pchappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「パッケージNOW:洗剤1回分自動充填で節約」から

2016.2.23   日経産業新聞の記事「パッケージNOW:洗剤1回分自動充填で節約」から

強度と考えながら輸送もコンパクトに

コラムの筆者 竹原あき子氏(工業デザイナー)は、ドイツのヘンケル社の洗剤パッケージについて語っている。

○オート・ドーズ(自動充填式)の洗剤容器

同社は、ポリプロピレン製の850ミリリットルで高さ28センチメートルと大きくて重い容器に工夫を凝らした。開発のきっかけとなったのは、洗剤の節約。ほとんどの容器にどれだけの洗濯が何回できるか指定しているが、それ以前の回数でなくなってしまうという消費者の不満を解消することだったという。

最初に容器を逆さまにして、次に戻し、ふたを開けて、容器を傾けて洗剤を洗濯機に流し入れる。洗剤が流れ出ている間に、容器の内側にあるもう1つのポケットに洗剤が入り、容器を立たせるとポケットに入った洗剤が次に使う量になるという仕掛けである。1回ごとに充填される洗剤の量が一定だから無駄が無いという容器である。

ポケットをもった二重構造複雑な容器ではあるが、ふたが開いていても流れ出ず、片手だけで操作でき便利だ。ドイツで創業したヘンケル社も2回の世界大戦を越えて国際的な数限りない企業を買収して、ようやく、本来の事業であった洗剤に戻ってきた点は興味深いという。pchappy01