【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:リベラルアーツ、『科学技術の羅針盤』周知を」から
2016/02/27
2016.2.23 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:リベラルアーツ、『科学技術の羅針盤』周知を」から
リベラルアーツとは自由人が持つべき知識・学問
コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、どんな学問でも発展に従って「近視眼」的になる場合に、これではいかないと助けを求めるものがリベラルアーツという高い視点と広い視野にたった考えが必要という。
◯一般教養といった通り一遍のものではない
和田教授によれば、リベラルアーツを一般教養と翻訳されたもものとは根本的に違うという。人知における価値を悟ってこそ、さらなる発展があるという、真理探究の基礎岩盤だという。
ギリシャ・ローマ時代を経てルネサンスにかけて生まれた。一般教養を目的とした文法・修辞学・論理学(弁証法)の3学と算術、幾何学、天文学、音楽の7科目である。リベラルアーツは、7学科の基本となった自由人が持つべき知識・学問であってその下流に職業性学問があるという。ルネサンス以降の科学的進歩にともなってこれらの学問も別の名称になってしかるべきである。ここに日本国民へ科学技術の発展に対してリベラルアーツの周知が重要になってくる。
日本が技術立国を目指すなら、世界の知的エリートの敬愛の対象となるためには、エンジニアリング一般をリベラルアーツの概念で包み込みながら推進する必要があろう。
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