【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『革新』はいつも危なっかしい」から
2014/06/30
2014. 6.26 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『革新』はいつも危なっかしい」から
自分の情報はサービスの対価へ
コラムの著者は、6月10日に閉会した世界ICTサミットの題材から、ビッグデータの扱いについて触れている。
○総じて「政府や企業が持つデータを公開して便利な世の中を作るべき」という意見
同サミットでの多数の意見である。さらに、オープンデータは誰にも利用でき再配信が可能で安価であることといった意見を海外の専門家は語ったという。総務省の幹部はこの意見について、「我が国はこの分野で遅れているといわざるを得ない」という。
遅れの原因は多くあるが、その中に利用者の情報を使うことに対する「気持ち悪さ」があるという。日立がJRのSuicaの情報で人口動態サービスを提供しようとしたところ、多くの批判を浴びた。グーグルの「ストリート・ビュー」が登場したとき、「顔や表札が映っている」と批判が巻き起こり、グーグルも慌ててぼかしを入れた経緯がある。ただ、サービスは中止どころかますます支持を得て増幅している。
そろそろ自分の情報はサービスの対価となると認識すべきではないかと、コラムの著者は語る。さらに革新的なサービスは、いつも少し危なっかしい面を持っているのも事実だ。