【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:日本の製造技術、ビジネスで価値創出を」から
2014/06/28
2014.6.24 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:日本の製造技術、ビジネスで価値創出を」から
本当にモノづくり、製造技術は強いのか?
コラムの著者 近藤正幸氏(横浜国立大学教授)が取り上げるのは、ランキングや特許出願数で海外メーカーを調査し、技術そのもの以上に知財で固める価値で外国勢が稼いでいる事実を説明している。
○台湾勢のすごさ
EMSの専門誌「マニュファクチュアリング・マーケット・インサイダー」誌によると、2013年のランキングトップ10に日本企業は0。台湾企業は3社。
特許力をIEEEの月刊誌スペクトラムでみると、2013年のランキングは、1位が台湾の鴻海精密工業、2位米アップル、3位ソニー、4位キヤノン、5位は蘭フィリップス。
こう見ると労働コストや規模の経済で台湾が優位に立っているわけではないことがわかる。さらに米国特許の取得数も、鴻海精密工業は日本トップのファナックの6倍以上と追従を許さない。
日本は大企業から中小企業まで製造技術には確かに優れてはいるものの、知財などで固める技術が極めて少なく、価値創出で見劣りがしているのが現状のようだ。
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