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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:土に戻らないプラスティック、物質循環壊し環境の脅威に」から

2018.8.28  日経産業新聞の記事事業「TechnoSalon:土に戻らないプラスティック、物質循環壊し環境の脅威に」から

40億年も順調に物質循環を続けてきた地球環境が破壊の危機

コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)によれば、破壊の危機を招いているのは人類が発明した土に還らない物質、プラスチックであるという。

◯これまでの生命は地球環境が物質循環で生かされてきた

  地球の誕生、つまり太陽系第3惑星に、生命が生まれたのは40億年前と言われている。エネルギー代謝をして自立しながら自分と似たような次世代を複製する。膜に包まれた小さな細胞という物質系が誕生した。それ以来、生命と呼ばれるこの物質系は自己複製と突然変異によって無限と思えるような多様な種を全地球上に展開していると、和田教授は語っている。

これを可能にしたのは、地球上で繰り広げられる物質循環であるという。生命活動を終えた後は、いわゆる「土に還る」ことで、構成部分は土壌の微生物により分子レベルまで分解される。これがまた、新しい生命の骨格となる循環を繰り返してきた。

しかし、人類はこの循環に障害となる、土に還らない物質を発明した。プラスチックである。このプラスチックは困ったことに破片となり、生物には消化されないで悪さをするプラスチックゴミを食べてしまう。目に見えないマイクロプラスチックによる海洋汚染の問題も起こっている。このような破壊を防ぐために、ストップをかけようと努力する人たちもいる。和田教授が教鞭をとる横浜サイエンスフロンティア高等学校では、この活動をリードする学生もいるという。🐠👝🏢🏠🎓📖⚡️🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:食の消費、インスタ映えの次は」から

2018.8.27   日経産業新聞の記事「眼光紙背:食の消費、インスタ映えの次は」から

江戸時代から現代まで発展してきた食のファッション化

コラムの著者は、畑中三応子著「ファッションフード、あります。」が5年前に出版されて以来、日本独特の食のファッション化は発展を続けていると語っている。

○日本独自の文化現象

 同著の帯では、「『食』は誰でも参加できるポップカルチャーになった!」とあったとコラムの著者は述べている。確かに江戸時代のすしや天ぷらに始まり、食べ物が情報や風俗、カルチャーとして次々と消費されるのは、日本独特の文化現象だと畑中氏も説いているという。訪日外国人の食の体験が好評なのも、日本独自の魅力かもしれない。

食のファッション化の背景は、

  • 生活者の経済力の高さ
  • 新しいもの好きな国民性
  • 明治以後や戦後に欧米の食文化を輸入し発展させた
  • SNS映えで人気を左右、中身より外見や付属情報が持てはやされるポップカルチャー化

があるという。

今後は、畑中氏によれば、

  • 東京五輪に向けた国策としての和食人気
  • インスタ映え優先が飽きられ、地味な食べ物が受ける可能性
  • 視覚重視そのものが終わり、物語重視に回帰する

というものだそうだ。さて、身近なテーマである食関連のトレンドは消費トレンドも引っ張る傾向にあることから注目される。🍤🍣🇯🇵💻🕛📈🌕💡🔎⚡️🌏happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:全固体電池のインパクト、スマホやEV、進化に弾み」から

2018.8.24  日経産業新聞の記事事業「TechnoSalon:全固体電池のインパクト、スマホやEV、進化に弾み」から

望まれる安全で高性能な全固体電池の開発

コラムの著者 山﨑 弘郎氏(東京大学名誉教授によれば、実現すれば多くの産業に影響を与える全固体電池について課題について語っている。

◯材料開発で日本は一歩リード

  スマートフォンからEV(電気自動車)まで様々なところで、充電池が使われている。一方で、スマートフォンでいえば、多機能で高機能化することで、電池の消費はどんどん増えている。結果として、充電時間が必要となり、利便性が悪くなる。

これらの話題は山﨑教授によれば、リチウムイオン電池の容量と充電時間に起因するという。多くの大学や企業でこの問題を解決するために、全固体電池の研究がおこなわれているという。

全固体電池の充放電のメカニズムは、リチウムイオン電池と同じだが、異なるのは、電解液を使わずに、固体の電解質を使う点にある。これだけの置き換えと思われるであろうが、電解液では、正負極の接触を防ぐセパレータが必要であるが、固体電池では不要となる。つまり、コンパクトに多層化できて、起電力を増やすこともできる。

このように良い特徴を持つ全固体電池ではあるものの、課題がある。電解質として、多くの種類が提案されているが、高性能になれば高いエネルギー密度となり、一瞬で解放されるような危険度が増える。安全で高性能な固体電池の開発が望まれ、日本は利用される材料で世界に一歩リードしている。実現は早期に望まれるところである。🚗🏢🏠🎓📖⚡️🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:一点突破の知的財産」から

2018.8.20   日経産業新聞の記事「眼光紙背:一点突破の知的財産」から

シンプルな発明の方が特許として強力に

コラムの著者によれば、一見シンプルではあるが、特許侵害を避けようとするとかえってコストがかかるような発明は強力あるという。

○特許侵害を避けるにはコストがかかるのが強力な特許

 ペットボトルに一輪の花をオフィスにおけば、癒し効果は高そうだが、花瓶が倒れて水がこぼれ、パソコンなどにかかると一大事。ところが、ペットボトルの蓋のかわりに、真ん中に花を挿すような穴を開けたシリコーン製の商品があるという。大阪府河内長野市に本社をおくクレイ社の特許による商品である。

非常に単純な構造だが、効果は有効である。このような発明は、特許を侵害しようとまねてもすぐに発見でき、しかも別の手段を用いると高価になり商品としては売れない。文字通り、一点突破の知的財産といえる。💰🌸💻🕛📈🌕💡🔎⚡️🌎happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:#筋肉女子、腹筋・くびれ、SNS投稿」から 

2018.8.22 日経産業新聞の記事「トレンド語り:#筋肉女子、腹筋・くびれ、SNS投稿」から

拡散影響力が高まる筋肉女子

コラムの著者 粟飯原 理咲氏(アイランド代表取締役)は、一昔前なら男子中心の筋肉美の世界が、自分の腹筋やくびれをインスタグラムなどのSNSでアピールする女性たちの世界に変わりつつあると語っている。

○#筋肉女子の投稿は10万件を超える勢い

 筋肉美は男性のものというイメージから今や、筋肉女子とよばれる、自身の腹筋やくびれをインスタグラムなどのSNSなどでアピールする女子が増えているという。すでに、#腹筋女子はインスタグラムで22万件、#筋肉女子は10万件を超えている。

筋肉を鍛えることで、より「きれいな見た目」を手に入れることができる。女性たちは今目指すのは、トレーニングで適度な筋肉をつけ、メリハリボディーを手にいれた「筋肉女子」であると、粟飯原氏は語る。

さらに「大人のための続く筋トレ」(森 俊憲著)によれば、CMやSNSなどの動画で筋肉を強化することによる引き締め効果がビジュアル的に認知された、という理由だという。さらに、筋肉女子の食べ物やトレーニング法、内部からのカラダ作りについても関心が高まっている。これからますます筋肉女子の発信力や影響力は高まるようだ。👧💪🏢💡⚡️🌏happy01