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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:局地戦から広域戦へ、長期の視点に立って」から

2018.5.25  日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:局地戦から広域戦へ、長期の視点に立って」から

中国の春秋戦国時代から学ぶ戦略の変化

コラムの著者 三浦 俊彦教授(中央大学商学部)は、歴史漫画「キングダム」(原泰久著・集英社)がビジネスパーソンにも多くの示唆を与えることから、その中の「局地戦から広域戦へ」の変化について現代のビジネスシーンにも適用している。

○日本の自動車産業にも応用

 「キングダム」は、秦の始皇帝 政(せい)が幼少時代から中華統一するまでの苦難の歴史を後の大将軍 信(しん)、後の大軍師 貂(てん)らと紡ぎあげる大叙事詩であるという。ビジネスパーソンにも大きの示唆があると、三浦教授は語る。

示唆の中で、「局地戦から広域戦へ」という発想の転換があるという。信が体調の小隊である飛信隊が軍師 貂を 得てから戦い方が大きく変わり、連戦連勝を始めた。前面の敵だけにパワーで押し勝っていた形から前面の敵だけでなく、その背後の敵との関係や、こちらの攻撃の次の展開、その次の展開まで含めた広域、長期の視点に立って戦うようになったのである。

日本の自動車業界も、2017年度の売上高利益率で米独メーカーを抜いたという。部品一点ごとに原価を減らす積み上げ方式から、数年ごと車体や部品の「標準化」で原価を減らす方式へ革新できた結果だという。部品一点一点の局地戦から、車の部品全体、他の車種との部品共用の標準化という広域戦へと、「戦場」の定義を変えた。自動運転などになればさらに広域戦の範囲が広がる。

戦国時代も現在も、局地戦から広域戦へと自己革新することが重要である。🏪🚙🚗🏢⚡️🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:新幹線の新型車両、見えない床下、大きな進歩」から

2018.5.25  日経産業新聞の記事事業,「TechnoSalon:新幹線の新型車両、見えない床下、大きな進歩」から

床下の電力変換機器の小型化が多くのメリットを生む

コラムの著者 山﨑 弘郎氏(東京大学名誉教授)は、2020年ごろ量産予定という東海道・山陽新幹線の新型車両が外観は目立たないが、大きな技術の進歩があることについて触れている。

◯炭化ケイ素(SiC)デバイスが小型化を促進

 山﨑教授がいう新幹線の新型車両N700S(Sはスプリームで最高の意味)で、これまでの車両と外観は大きく変わらない。だが、大きな変化は、小型軽量化された電力変換機器で、床下にある。小型軽量化が可能になったのは、炭化ケイ素(SiC)製の電力変換デバイスを使ったことであるという。

このデバイスを使うことで、電力損失が減り、2分の1以下になったことで、冷却ファンが不要となった。電力変換に必要な大きなトランスはあるものの、変換機器が小型化したことにより、1車両ごとにトランスと変換装置をペアで床下に設置できることになり、これまでの車両編成の制約がなくなることになる。これは車両編成を12両や8両といった列車編成も可能となり、運用上のメリットが生まれる。消費電量も減り、軽量化で得られた余裕を、乗り心地の改善などに振り向けられる。また、非常時の制動の停止距離を短くでき安全性も向上できるという。🚆🚝🔨🔧🎓📖🔎⚡🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:技術評価指標が医療の未来担う」から

2018.5.21  日経産業新聞の記事「眼光紙背:技術評価指標が医療の未来担う」から

患者はもちろん、それに関係する産業も左右する評価指標

コラムの著者が取り上げているのは、日本再生医療学会が人の皮膚の細胞をシート状にして製品として使用する場合の技術評価指標についてである。

○適正な基準レベルを

 同学会が詳細を詰め、厚生労働省が決定。今年の3月、各都道府県の衛生局宛に通達したという。

皮膚のシートは自分の皮膚、または移植しても拒否反応が起こらない第三者の皮膚を使った「製品」である。自動車の部品とどうように人の命を左右する。それだけに技術評価指標が重要になる。品質、有効性、安全性の3つの点で適正に技術を評価しなければならない。どれが欠けても深刻な問題を起こす。

ただ、基準が難しいければ良いというわけでもない。基準が高過ぎれば価格が高くなり末端の患者まで製品が引き届かないことになる。あくまでも「適正」も極めて重要なキーワードである。今回は、国、医療関係者、製造メーカーが緊密に連携し、落としどころを探った結果である。その意味で意義深い。患者の生命はもちろん、それに関係する産業の発展にも影響を及ぼすからである。💊👬🏢📊💡🔎⚡️🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:SXSW、サービス提供側の対応問う」から 

2018.5.23 日経産業新聞の記事「トレンド語り:SXSW、サービス提供側の対応問う」から

サービスを広げる前にユーザーを傷つけず、危険にさらさないことが責任

コラムの著者 広田 周作氏(電通コミュニケーション・プランナー)は3月米テキサス州オースティンで開催されたSXSW(サウス・バイ・サウス・ウェスト)に参加しそこでのICTのイノベーションが曲がり角にきていることを指摘している。

○SXSWもITプラットフォーマーの対応の遅さが話題に

 以前のSXSWは、音楽や映画、インタラクティブに関する業界の動向など釈迦の現状を知り、未来の展望を語るには絶好の機会となる世界最大級のカルチャー&テックカンファレンスであったと広田氏は語っている。

ところが、今年は、ITプラットフォーマーの雄、フェイスブックが個人情報を流出させたり、自動走行運転車が死亡事故をおこしたり、ヨーロッパでは「一般データ保護規則(GDPR)」が施行されるなど、多くの登壇者からプラットフォーマーに対するポリシーの遅れやデータの扱いに関する懐疑的な意見が噴出した。SNSがterrorismやhateの温床になっていることから、サービス提供者がいかに対応するかが焦点となった。

どうやら、ICTは社会との軋轢の中で、サービスの普及以前に、ユーザーを傷つけず、安全で、危険にさらさないことを熟考するときが来たようである。🎥📲💻📗🏢💡⚡️happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:完全自動運転の課題、サイバー防御が重要に」から

2018.5.18  日経産業新聞の記事事業,「TechnoSalon:完全自動運転の課題、サイバー防御が重要に」から

半自動でも運転手の疲労軽減や燃費向上、渋滞解消に役立つ

コラムの著者 円山 重直氏(八戸工業高等専門学校長)は、実際に半自動運転の自動車に乗ってみてその利点と将来の完全自動運転の課題について語っている。

◯コネクティッドカーでの自動化にはサイバー防御が重要

 無人で運行できる完全自動運転車の研究が進んでいるという。すでに航空機では早くから自動操縦が使われてきている。現代では、オートパイロットと呼ばれる航空機の自動操縦装置は旅客機には不可欠となっている。

自動車の場合は技術的な課題克服もあるが、法律面の課題ももあり、若干実現は先になりそうだと円山氏は語っている。完全自動運転に先立ち、半自動運転の搭載はかなり進んでいる。半自動運転の基本技術はソフトウェアとセンサーであるので、確立したシステムを多くの車種に適用できる。円山氏も半自動運転が可能な自家用車を購入し、高速道路で試してみたという。高速道路で速度を設定すると、前の車との車間距離を保ちながら車線のほぼ真ん中にハンドルを誘導してくれる。割り込みの車があれば自動的に減速し、車間距離を調整してくれるという。

長距離運転で半自動運転は疲れが大きく軽減されることが実感できたという。オートパイロットの役割の1つが操縦士の疲労軽減であることがうなづけるという。長距離を走るトラックやバスの運転手にとって大きな利点になるという。また、車間距離を一定に保つことから、燃費向上や渋滞の解消も期待できる。

今後、前後の車とインターネットで更新しながら最適運転する完全あるいは半自動車が出てくるだろう。すでにあるインターネット家電のように、インターネットに接続した自動運転車はハッキングされる可能性もあり、まさに走る凶器となる可能性もある。自動運転技術の進化と共に、そのシステムの妨害やハッキングに対する防御システムの構築も並行して行う必要がありそうだ。🎓🚘🚐🚒📖🔎⚡🌍happy01