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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ネットにゴールドラッシュ」から

2017.5.25   日経産業新聞の記事「眼光紙背:ネットにゴールドラッシュ」から

金融の覇者がネット金融時代には埋没も

コラムの著者は、一握りのインターネット企業の巨人が集積するデータがこれまでの金融業までも変容させようとしていることについて語っている。

◯もはや決済業務も風前の灯火

米国でのはなしではあるが、インターネット企業の巨人がデータの集積で圧倒的な競争力を持ち始めたという。電子商取引は米国では10年間の3%から今は9%、10年後には30%と急増すると予測されている。広告では、すでに新聞や放送を抜いてネットが最大の媒体となり、無料で隣の専門家をも繋げる。

金融の巨人も、規制がなくなれば、会社からの給料も銀行経由ではなく、個人に直接送金されることになり、個人ですぐに消費や投資に回せる。もはや決済業務も消えることになる。

運用や貸借の仲立ちも、ブロックチェーンなどの技術で個人認証ができネット上で金融商品が保管、電子商取引できれば、既存の金融業は風前の灯火となる。となれば、これらに変わる新しいプレーヤが殺到し、まるでゴールドラッシュとなるのは近い将来だという。💡💰🌍😃


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:IoTが変える社会、センサーでニーズに即応」から

2017.5.26  日経産業新聞の記事「TechnoOnline:IoTが変える社会、センサーでニーズに即応」から

スケジュールドリブンからイベントドリブンの社会に

コ ラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、IoTなどの発達でどう社会が変わるかについてその駆動(ドリブン)を軸に予測している。

◯個人や社会の希望が反映されるサービスが浸透

和田教授が予測する社会は、IoTで、イベントドリブンが徹底した社会になるという。

イベントドリブンの社会では、個人お意思や社会のニーズが引き金となったイベントドリンブ(駆動)で、その駆動を起こすのが各種センサー群である。

機器の保守はこれまで予測せずに定期的なスケジュールによる検査であったが、多種多様なセンサーを装備することで、あらかじめ故障などが予測でき、それで補修や交換ができる。大事に至る前にコストを抑えて保守できる。これをサービスとしたのが、多くの旅客機を扱うGEは同社のジェットエンジンにセンサーを取り付け、衛星通信でこれをセンスし、交換や修理が予測されたら、当該空港に保守員を派遣して故障を回避し旅客のスケジュールのロスやコストを抑えることに成功している。今や同社の収益源になっているという。

同様に、医療における健康管理や車のカーシェアリングなど、イベントドリブンとなることで、効率があがるだけでなく、コストを下げられる。あとは、情報セキュリティーが課題だと和田教授は示唆している。💡⚡️🌎happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:ハーゲンハート、顧客の発信力、強い味方」から

2017.5. 25  日経産業新聞の記事「西川英彦の目:ハーゲンハート、顧客の発信力、強い味方」から

顧客の経験を発見からメッセージの読み解きでマーケティング

コラムの著者 西川英彦氏(法政大学経営学部教授)は、消費経験のうまい取り入れが、新しい価値を生む可能性について、ハーゲンダッツジャパンの取り組みを事例に触れている。

○ブランドの本質「幸せだけでできている」と一致

ハーゲンハートは、同社が仕掛けたものではない。偶然の産物で、アイスクリームの原液を冷凍するときに、原液と内蓋の間の空気の位置で、蓋をあけると「ハートマーク」になる現象だという。

ちょうどこのころ、同社のブランドの本質「幸せだけでできている」を発信しようと、こだわりをもった商品を理性だけでなく、情緒や感性に訴えるためのメッセージである。消費者のSNSでハート形の画像を投稿していることと、このメッセージが一致していることから、「幸せのハーゲンハート探し」と題した特設サイトを立ち上げ、公式化した。

同時に社内では実際に商品約千個を開けて、ハートを11種に分類した;

  • クリアハート;正しいハート形に見える。出現率0.2%。
  • スマイルハート;笑っているように見える。出現率26.5%。
  • 心にぽっかり穴ハート;もはやハートといえない膨らみのみ
  • グッバイハート;左右に分かれた形

といった食べた消費者に幸せや次への一歩への応援メッセージとして受け入れられた。もちろんこれが、販売増につながった。

消費者の投稿という偶然をそれだけに終わらせず、意味をもたせてブランドに貢献した点は成功事例であろう。🍨💡📱pchappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:自動車の未来、石油を左右」から

2017.5.24   日経産業新聞の記事「眼光紙背:自動車の未来、石油を左右」から

社会の変化は自動車の利用と石油の役割を変える

コラムの著者は、世界の石油需要は、言われたよりも早く減少するかもしれないとの議論に触れている。

◯国際エネルギー機関(IEA)によれば2040年までは石油需要は伸びるとあるが。。。

IEAの予測も2040年以降はふれていない。業界でも向こう5〜15年でピークを迎えるかもしれないという。背景に、石油消費の中核である自動車のパラダイムシフトがあるという。

まずは電動化である。米グーグルやテスラがけん引する自動運転や電気自動車の技術は、移動という目的は同じであってもガソリン車とは発想がことなる乗り物となるという。人工知能や走行を電気的に制御する技術と、これを支える電池に変わる。

電気自動車は走行距離が短く、電池の充電に時間がかかるというが、社会がシェリングエコノミーを受け入れつつある今、乗り継ぎなどの手段でその課題も徐々に解かれることになる。⛽️🚘🌍😃


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:世に言う因果関係、科学的説明にほど遠く 」から

2017.5.23  日経産業新聞の記事「TechnoOnline:世に言う因果関係、科学的説明にほど遠く 」から

多くが説明になっていない説明?

コ ラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、サイエンスでは物事の構造や振る舞いを。既に確立された知識体系の因果関係に則って説明するものだが、世間ではそうではないという。

◯一部分だけの説明であったり、言い返しに過ぎなかったり、果ては見当違い

知識体系の因果関係のみで説明するサイエンスとはことなり、多くの間違った説明がなされているという。

【事例】

Q:杉などの樹木がな真直ぐに立つのか

A1:樹木は真直ぐ伸びた方が安定が良い。重力があるので、曲がって伸びると倒れやすい。それをさけるために真直ぐのびる。

A2:樹木はその枝の生え方などからいって、軸対称になっている。特定の向きに枝が生える訳でもない。重力バランスをとるのに役立つ

以上の2つの回答は樹木の突然変異と自然選択による進化を、目的論で言い換えているだけで、重力検知機能と細胞間情報網によって、まっすぐという結果を出しているに過ぎない。

【説明になっていない説明の類型】

  1. 理由の逐次的な説明の中の一部分しか上げていないもの。
  2. 質問を別の言葉で言い直しているにすぎないもの。
  3. 答えが全く見当違い。関係あるが門漢は因果関係でむすびつけられないもの。

いづれにしてもサイエンスにはほど遠い。💊🏥🌎happy01