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2017.5.23  日経産業新聞の記事「TechnoOnline:世に言う因果関係、科学的説明にほど遠く 」から

多くが説明になっていない説明?

コ ラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、サイエンスでは物事の構造や振る舞いを。既に確立された知識体系の因果関係に則って説明するものだが、世間ではそうではないという。

◯一部分だけの説明であったり、言い返しに過ぎなかったり、果ては見当違い

知識体系の因果関係のみで説明するサイエンスとはことなり、多くの間違った説明がなされているという。

【事例】

Q:杉などの樹木がな真直ぐに立つのか

A1:樹木は真直ぐ伸びた方が安定が良い。重力があるので、曲がって伸びると倒れやすい。それをさけるために真直ぐのびる。

A2:樹木はその枝の生え方などからいって、軸対称になっている。特定の向きに枝が生える訳でもない。重力バランスをとるのに役立つ

以上の2つの回答は樹木の突然変異と自然選択による進化を、目的論で言い換えているだけで、重力検知機能と細胞間情報網によって、まっすぐという結果を出しているに過ぎない。

【説明になっていない説明の類型】

  1. 理由の逐次的な説明の中の一部分しか上げていないもの。
  2. 質問を別の言葉で言い直しているにすぎないもの。
  3. 答えが全く見当違い。関係あるが門漢は因果関係でむすびつけられないもの。

いづれにしてもサイエンスにはほど遠い。💊🏥🌎happy01

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