【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:スポーツ振興の敵は学校?」から
2016/06/15
2016.6.9 日経産業新聞の記事「眼光紙背:スポーツ振興の敵は学校?」から
スポーツを教育という枠から解放する必要性
コラムの著者はマラソン好きの作家、村上春樹氏の随筆を引用して、学校教育、とりわけ体育とクラブ活動における課題がスポーツを食わず嫌いにしている要因ではないかと指摘している。
○大人になって自分の意思でやったら面白いスポーツ
村上春樹氏の随筆で
「小学校から大学まで、体育の授業がいやでいやでしょうがありませんでした」
と書いているという。体操着に着替えさせられ、やりたくもない運動をするのが苦痛であり、長くは村上氏も運動が不得手だと思っていたらしいが、大人になり自分の意思でやるとやたら面白いという。
「体育の授業というのは、人をスポーツ嫌いにさせるために存在しているのではないか」
とまで書いているという。
村上氏だけに限らず、体育の時間だけでもない、遠足や部活動なども、素人同然の教師がボランティアで指導し、教師の負担も大きい割に事故を起こす危険性も大きい。マラソン大会やヨガ教室が大人気であって、スポーツ市場は大きいのに、学校が思わず、スポーツ嫌いを増やしているのではないだろうかと、コラムの著者は指摘している。