【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「小野譲司の目:カーブス、女性に照準、満足度高く」から
2016/05/31
2016.5.26 日経産業新聞の記事「小野譲司の目:カーブス、女性に照準、満足度高く」から
標的となる顧客を絞りサービスの顧客満足度を上げる
コラムの著者 小野 譲司氏(青山学院大学経営学部教授)は、米国本部で日本に展開している30分健康体操教室を運営するカーブスのマーケティングについて語っている。
○スタッフも会員も女性
同社のサービスの従来のフィットネスジムとの差異は、会員とスタッフは女性のみであること、会員の95%が初心者、ショッピングエリアを軸に住宅街、商店街、ショッピングセンターに店舗をおき、プールや風呂、シャワーなどの付帯施設はカットした中で、月会費を抑えた点である。
会員は円形の並べられたマシンを30分で順番に回り、有酸素運動、筋力トレーニング、ストレッチを行う。さらに、CS(顧客満足度)ではフィットネスクラブ部門で2年連続1位で、女性の各年代で高い支持を得ている。その秘密は、ターゲット顧客を絞り明確にしたことから、細かいサービスが可能となったことであり、さらにフランチャイズにもかかわらず、現場の声が本部を軸に共有されている点である。また、紹介プログラムは、継続率向上につながることを意図し、マーケティングを行っているという。
また、サプリメントや食事メニューなど食の面からも健康増進にアプローチして成長を促している。