【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『プロトコール都知事』はいらない」から
2016/06/25
2016.6.17 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『プロトコール都知事』はいらない」から
プロトコール(外交儀礼)担当が都知事?
コ ラムの著者は、舛添要一東京都知事の辞任を通じて公私混同以上に考えなばならないのは職務の熱心さではないかとの指摘である。
○人類の約55%が都市に住む現代
今回の一連の辞任までの経緯で浮き彫りになったのが、都知事の業務である。都知事が自治体行政のトップではなく、プロトコール担当としてしか機能していないのではないかという疑念である。外遊の多さはもちろん、美術展、コンサート鑑賞から金曜午後からの別荘滞在まで仕事の薄さを感じるという。
世界的に見れば、経済成長のレースは国家間競争から都市間競争に移行しているという。すでに全人類の約55%が都市に住み、多くの途上国は都市部にインフラ、人材、所得などを集中させた状態で、国家単位では農村まで含めて経済は停滞しているという。
都市を担うトップはどのような機能、個性を持つ都市として発展させるかの戦略が必要で、さらにそのための人材、企業、資金が必要となろう。まさに辞任した前都知事には果たしてその熱心さがあったか?