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2016.6. 16   日経産業新聞の記事「西川英彦の目:GMOペパボの『ミンネ』、創作物の売買手助け」から

ユーザー・イノベーションにはユーザーレベルのサポートが不可欠

コラムの著者 西川英彦氏(法政大学経営学部教授)は、同社が運営するユーザー同士がハンドメードの作品を売買するサイト「minne(ミンネ)」を通じて一般人の創作活動の支援がビジネスとなることについて触れている。

○ECサイトだけの運営ではなく、出品者の目線のサービスが充実

同社がこのサービスを始めたきっかけは、社内公募での事業案から始まった。手作り市で見つけた作品が作家のブログに掲載されているものの、ネットで売っていないことに疑問を感じたことで、調べてみると、通販サイトはあるが、ネットになれない作家にとっては既存のサービスは多機能すぎて複雑にみえたという。

作家がブログを書くように、作品の写真などを簡単にアップして販売できるサービスを作ろうと事業提案した。12年にサービスを開始し、現在作家は23.3万人。92%が女性で300万もの作品が掲載されるサイトになったという。ミンネアプリも579万ダウンロードで年間流通額44億円に達した。

売り手も買い手も20〜40代の主婦やOLが中心で、作家初心者が多いという。ただ、作家自身が販売を始めても作品の写真が上手く撮影できなかったり、利益の出ない値付けをしたり課題は多いという。そこで、同社は、作家をサポートするサービスを立ち上げた。

東京と神戸のminneアトリエを毎週開催し、1回2時間8名ほどのリアルな場を提供。スマホで上手な写真の撮り方や価格のつけ方などをミンネのスタッフがレクチャーするという。アトリエでは、作家同士の交流会も開き、一人で解決できない作家の課題を、気軽に相談し教えあうといったコミュニティーができたという。

ユーザー・イノベーションには、ユーザー目線のサービスが必要であるという事例である。pchappy01

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