【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:オムニチャネルは『重荷チャネル』か」から
2016/06/23
2016.6.16 日経産業新聞の記事「眼光紙背:オムニチャネルは『重荷チャネル』か」から
現場の物理的な環境を無視した企画?
コ ラムの著者は、社会インフラとしてすでにコンビニエンスストアは認知されているが、そこに新しい機能を入れ込もうという企画が動き始めている。
○机上では上手くいくはずだが
「オムニチャネルは『重荷チャネル』か」は、コンビニエンスストア側の言い分かもしれない。というのは、新機能は、ネット通販などの受け取りサービスである。24時間営業のコンビニの特徴を生かし、24時間、顧客が荷物を取りに行けることで便利だ。一方、配送業者にとっても不在がちな家に届けるよりもコンビニへの配送なら一度で済む。また、コンビニ側も配送業者から1個あたり100円の手数料が手に入る。3方よしに見える企画だが、抜けがあった!
実は、コンビニは在庫量を最小にする設計であるのが前提で、物理的に保管スペースが狭く、大小様々の通販商品を置くにも不向きである。さらに、商品を取りに来た際のレジ操作も意外と複雑で時間がかかり、通常のコンビニ客も迷惑顔である。後者の受け取り手続きは今後改善されるだろうが、スペースについてはどうか。
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