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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:トランプ氏と飲みたいですか」から

2016.5.26   日経産業新聞の記事「眼光紙背:トランプ氏と飲みたいですか」から

国民の話を聴きそうな相手か

コラムの著者は、今回ではなく16年前の米国大統領選での話から現在の選挙戦の国民の決め手について触れている。

○民意は過去の実績や能力だけではない

実績は申し分ない。そして弁も立つ。しかも一国のリーダーにふさわしく見えるのに、周りが思うほど求心力が高まらない。米国大統領選の今の話ではない。16年前の大統領選で、ジョージ・ブッシュ氏と相まみえたアル・ゴア氏のことである。

ゴア氏は、今や環境問題の論客で、ノーベル平和賞まで受賞。政治家としての実績は折り紙付き。ビル・クリントン政権の副大統領としてインターネットの普及に努め、IT大国を後押しした。ところが、2000年の大統領選でブッシュ氏に敗れた。得票数では上回ったものの、肝心の選挙人の過半数が抑えられた。大接戦であったのは歴史的だったという。

 ゴア氏の敗因は諸説あるようだ。テレビの討論番組でブッシュ氏を小馬鹿にしたような態度だったことが悪印象を与え、選挙戦に影響を与えたとも言われているという。

民意は過去の実績や能力だけでは引きつけられない。米メディア間では、しばしば、「どちらの候補が一緒にビールを飲みたい相手なのか」という話題がでるゆえんだという。

 さて、ドナルド・トランプ氏かヒラリー・クリントン氏か、あなたななら、どちらを誘いますか?camerahappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:プレミアムコットン、スキンケア用途拡大」から 

2016.5.19   日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:プレミアムコットン、スキンケア用途拡大」から

ターゲット商品周辺の動向も市場予測に

コラムの著者 高岡 美佳氏(立教大学経営学部教授)は、ユニ・チャームの発売した化粧用コットン「シルコットコットンシリーズ」から「シルコットふくとりコットン シルキー仕立て」を事例にマーケティングの視点からシェア1位の秘密についてふれている。

○コットンの使用状況とニーズ

同商品は発売後も順調に立ち上がっており、1997年から19年間売上高ベースのシェア1位を獲得し続けている。今回同シリーズからふきとりコットンを発売したのは、1枚当たりの単価の高いプレミアムコットンの市場が伸びているからだ。さらに、女性の化粧についてニーズの動向を掴んでいた。これまでのメイク落としを軸にしたメッシュ型のふきとり除去ではなく、肌触りがなめらかでスキンケアに使われていることも、化粧水などの周辺商品の売り上げから予測できたという。

構想から5年、肌に優しく密着し、軽い力でしっかりふきとれるコットンが開発できたという。今後も女性が笑顔え日々のお手入れを手軽にできるようにしたいと、全員女性の開発陣は語ったという。cafehappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『研究不正大国』の返上なるか」から

2016.5.17   日経産業新聞の記事「眼光紙背:『研究不正大国』の返上なるか」から

輝かしい功績の裏で

コラムの著者は、ノーベル賞を受賞するような輝かしい科学技術成果を輩出する中で、日本が研究不正でも大国になったことについてふれている。

○急がれる不正対策

不正発覚により撤回された論文数の世界最多記録は日本の医学分野の研究者だし、国を代表する研究機関でも近年不正が相次ぎ責任者が処分を受けた。不正をしないための研修や組織の監視体制、助成機関の役割など改めて問われ、対策が打たれ始めてはいるという。

ただ、科学研究に不正はあってはならないが、論文の撤回は自然現象の普遍的な法則「べき乗則」にのっとり、どうやら必ず起こる現象という。その前提に立つとますます対策が重要になってくる。さらに倫理問題も絡んでくる。camerahappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「風向計: 若者限定国際フォーラム、日本企業も積極的支援を」から

2016.5.17   日経産業新聞の記事「風向計: 若者限定国際フォーラム、日本企業も積極的支援を」から

ほかに得られない人脈と国際感覚を養う場

コラムの著者 中村 泰子氏(ブームプランニング社長)は、ロンドンを本部に置く非営利団体 One Young World, OYW)の活動に触れ、国際人脈と感覚を養う場の重要性と日本企業のさらなる支援についてふれている。

○若者限定であるがゆえに有意義な活動

2010年から催している産学官の関係者が集う若者限定の国際フォーラム、OYWが カナダ・オタワ市で今年9月に開かれる。参加者は、企業人や社会活動、文化活動、慈善活動に関わった若者で、人種、宗教、国籍、職業を超えて世界が直面す課題や自分たちの社会や地域にどんな影響を及ぼしたいかなど様々な角度から議論するという。

4日間のハードなスケジュールをこなし、会場を遣り繰りしたり開閉会のビッグエンターテイメントも仕切るのはぼらんてぃで参加する若者である。このような活動に日本からも審査を受けた上で、30〜50人が派遣される。

費用はすべて寄付金や助成金で賄われ、欧米企業ばかりがスポンサーとして多く、日本企業は少ないという。国際人材の育成、確保やブランディングの意味でもメリットはありそうで、さらなる積極的な参加を中村氏も望んでいる。camerahappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「拡大鏡:ベルリン・フィル、ライブ感、ハイレゾで」から

2016.5.16  日経産業新聞の記事「拡大鏡:ベルリン・フィル、ライブ感、ハイレゾで」から

実力のコンテンツを家庭で

コラムの著者 山の内 正氏(AV評論家)は、インターネットを使った配信サービスが放送を越え、物理メディアを越える現象は少なくとも一部のクラシック音楽の世界では現実になりつつあることを示している。

◯手に入れにくいプレミア・チケットも不要な臨場感

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は今月の来日演奏会でファン垂涎のベートーベンの交響曲全曲演奏に挑戦した。もちろんプレミアムチケットであることは間違いなく、この完成度の高い演奏を共有するのは実はライブコンサートだけでないところが、今回の話題のハイレゾ配信である。

同オーケストラ自主レーベルのパッケージソフトはCD、ブルーレイ・ディスク、ハイレゾ音源のダウンロード用コードが1セットになっいて、高音質メディアを漏らさずカバーしている。

定期演奏会はIIJによるストリーミングサービス・インターネットラジオ「プライムシート」内の「ベルリン・フィルアワー」という番組で無料でオンエアされている。公演チケットはプレミアで入手が難しい中で、ライブさながらの生々しさで味わえるようになったことはすばらしい。既に通常の放送番組を越え、高音質なコンテンツを家庭で満喫できる環境だ。

今後演奏家とリスナーが直結するサービスは当たり前となるであろう。既にリスナーの方で聴きたいコンテンツが明確であれば。既存メディアに頼らなくても、こういったインターネット配信サービスで十分に満喫できる。happy01