Previous month:
2014年10 月
Next month:
2014年12 月

2014年11 月

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:香港と上海、意外な共通点」から

2014. 11.11  日経産業新聞の記事「眼光紙背:香港と上海、意外な共通点」から

モラルの高さ

コラムの著者は、民主派による幹線道路の占拠が続く香港とジャズフェスティバルに酔いしれる上海の共通性について触れている。

○群衆の行動のモラル

ともに多くの人が集まる都市、香港と上海。香港では民主化運動で公平で透明性のある選挙の実現を求める道路占拠が行われる中で、「ごみは持ち帰ろう」の張り紙があるという。確かに道路はきれいなままで、夜にはファーストフードの食べたごみがあるだろうと思いきや、食い散らかした痕はない。香港の人たちのモラルの高さに驚いたという。

同様に上海では欧米や日本からやってきたアーチストの演奏を夜遅くまで酔いしれる人たちで一杯だったという。ピザや串焼きの露店があるが、野外ステージなどの芝生にはゴミがない。ここにも、海外を意識してか、モラルの高さが感じられたという。notehappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「ソーシャルNOW:広告、喜びの瞬間狙い表示」から

2014.11.11    日経産業新聞の記事「ソーシャルNOW:広告、喜びの瞬間狙い表示」から

感情移入を利用した広告

コラムの著者 広田 周作氏(電通コミュニケーション・プランナー)は、9月に開催されたデジタルマーケティングの世界最大級の展示会『アドテック東京2014』の基調講演で23歳の若者が提案した広告手法に注目している。

○米キープ(Kiip)のCEOブライアン・ウォン氏の広告手法

キープが手がけるのはスマートフォン向け広告で「アチーブメント型」と言われる。スマホなどのゲームで、プレーヤーのレベルが上がったり、課題をクリアしたり、何らかの達成感(アチーブメント)があった瞬間を狙い、「おめでとうございます。X社からのプレゼントがあります」などと、褒美として広告を露出させる新しい広告出稿の仕組みであるという。

うざい広告を避ける心理を、何かうれしいことや達成感を味わったタイミングで『報酬』として露出された広告は好意的に受け入れられやすいと、ウォン氏はいう。

これまで広告業界は、メディア・インサイト(どの媒体を通してメッセージを届けるのが最適か)に注力してきた。しかし、ネット広告ではリアルタイムでメッセージを配信出来るためモーメント・インサイト(どのタイミングを狙ってメッセージを届けるのか)も前もって企画する必要がでてきたとの見方だ。どんな優れた広告もタイミングで無視あるいはうざいと言われてしまう。一方、人が達成感を味わうタイミングは結構存在する。どのようなメッセージをどのタイミングで届けるのが最適かいった点を注目した広告が今後新展開するのではないか。mobilephonehappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:ネット予約の弊害、不測の事態想像力欠く」から

2014.11.11  日経産業新聞の記事「TechnoOnline:ネット予約の弊害、不測の事態想像力欠く」から

不測の事態に耐えられるか

コラムの著者 新田 義孝氏(四日市大学)は、大事故の要因は実は情報化社会での『情報ぼけ』から来るのではないかと危惧ししている。

○ネット予約したホテルに泊まれない?

新田氏が故郷会をあるホテルに予約した。定例になっていたことで再度今年になって確認したところ、予約は前日になっていたという。予約日は祝日であったので結婚式優先で普通の会合はよやくしないという。そこで前日になったというわけだ。

ホテル側の都合ではあるが、他のホテルでも同様な扱いがあったという。ホテルなどもネット予約がよく使われる。それを鵜呑みにしていたら、宿泊できないこともあるという。

以前は約束に対して、それを守らねばならないと真剣に約束場所と時間を記憶したり、顧客からの予約確認で予約台帳を確認したものである。これらをスケジュール管理のソフトやサービスに任せるようになってから、仕事の内容も電子情報で記録し、順々とこれをこなすことで、何か不測な事態が発生した場合、不測の事態そのものの想像力を欠いてしまう。ここに、大きな情報化社会の落とし穴があるという。情報ぼけ現象だ。人間の責任感を奪いさる情報化社会の怖さがある。buildinghappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:アマゾンスマホ、復活なるか」から

2014. 11.6  日経産業新聞の記事「眼光紙背:アマゾンスマホ、復活なるか」から

長期的視点からの投資か?

コラムの著者は、米誌ハーバード・ビジネス・レビューで世界のベストCEOのランキングに選んだ米アマゾン・ドット・コム創業者ジェフ・ペゾス氏のお手並みに注目している。

○今回の悩みは在庫を抱えたスマートフォン

直近の同社の四半期ではスマートフォンの在庫問題で赤字。同商品は199ドルの端末を99セントにまで値引きする事態で追い込まれている。多くの機能をかなり盛り込んだが、反って特徴が見えないことで販売はふるわない。

振り返ると、電子書籍端末のキンドルも同様な冴えないデビューであったが、じわじわとその完成度を上げて、今や出版産業を揺さぶる存在となった。

ペゾス氏は、

『短期の業績に気をとられれば、意義あるサービスを実現出来ない』

と語ったという。さてベストCEOである同氏は、スマホ事業をどう立て直すのかお手並み拝見と言ったところである。mobilephonehappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:フィアット統合の真意は」から

2014. 11.5  日経産業新聞の記事「眼光紙背:フィアット統合の真意は」から

事業再編の意味は?

コラムの著者は、このところ欧州自動車メーカーの合従連衡が続いている中でその意図や意味がみえないことについて語っている。

○1990年代との相違

独ダイムラーが米クライスラーを買収した1990年代半ばと今の欧州自動車メーカーの再編は異なると、コラムの著者はいう。当時は、『400万台クラブ』といった大量生産型の経営統合で業界の不振を乗り越えるといった『意味』があったという。

このほど、伊フィアットと米クライスラーを経営統合し、フィアット・クライスラー・オートモービルズに代わり上場した。さらに直近のニュースでは、同社が経営権を握る伊フェラーリを上場させるという。親子の経営陣の反駁も伝えられ、何のための上場ドミノかわからないという。

ここで、コラムの著者は、フィアットのラテン語の意味から今流行のディズニー映画の主題歌になぞらえて嘲笑しているかのようだ。FIATは、「トリノにあるイタリアの自動車工場」の略だったよだが、ラテン語の意味に引っ掛けると、「let it be done」(ありのままに)だそうだ。まさに主題歌のごとくありのままの経営統合なのか。そういえば、フィアット・クライスラー・オートモービルズの本社はイタリアではなく、今やオランダにある。rvcarcarhappy01