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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「ネーミングNOW:『放題』と『ホーダイ』個性にじむ」から

2014.8.19   日経産業新聞の記事「ネーミングNOW:『放題』と『ホーダイ』個性にじむ」から

似た者同士のサービスでどう差別化するか

コラムの著者 ネーミング&コピーライターの岩永嘉弘氏は、ドコモとソフトバンクモバイルの2つの広告についてネーミングの立場から考察している。

○「スマ放題」(ソフトバンクモバイル)と「カケホーダイ」(NTTドコモ)

意識して否かわからないが東京・渋谷では、両社のネーミングがならんでいるという。さらに、スマートフォンのサービスの呼称である点も比較しやすい。

岩永氏によれば、ネーミングが似ているのは、似た者同士のサービスであるせいだという。どちらも、誰とでも通話し放題、ネットも接続し放題の料金プランというわけで、その料金プランに個性的なネーミングが欲しいわけである。この差異でそれぞれのアイデンティティーを出さねばならない。

どちらも放題という言葉を使っているのも偶然なのか面白い。制限なしで自由自在という表現で、これ以上当てはまるものがなかったのであろう。ただ、文字で書くとインパクトが大きいので、ドコモは「ホーダイ」とカタカナを使った。一方ソフトバンクは漢字をそのまま使って、堂々と表現。アタマについた「スマ」と「カケ」が2社の違い。スマはスマートフォンを意味し、ドコモは、携帯電話の用語である「かける」を使った。だが、ドコモはスマートフォンの普及から、「パケあえる」も添え、スマートフォンにも対応した。このあたり、どちらがわかりやすく、ユーザに意識させるか、面白いところである。mobilephonehappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:消費心理、冷え込み厳しく」から

2014. 8.18  日経産業新聞の記事「眼光紙背:消費心理、冷え込み厳しく」から

デフレ脱却の正念場

コラムの著者は、ゴールドマン・サックス証券の分析から今がデフレ脱却の正念場であることを解いている。

○4~6月期のGDP速報値

同データは政府の発表によれば、実質年率6.8%減少したという。中でも顕著なのは個人消費の現象である。

一部の消費増税の揺り戻しとみることもできるが、実際は、物価上昇が消費者心理を冷やしているという構図だという。

ゴールドマン・サックス証券の分析では、1997年の増税時よりも2倍以上の冷え込みだという。景気回復と需要拡大が価格上昇につながる図式であれば、大きな消費減少にはならないが、価格上昇が消費についていけず、消費者が消費水準を落とす姿になっているという。

6月には電気代などの光熱費やガソリン代、食料価格の上昇で、賃金の上昇が物価の上昇に追い付いていない。さらに悪いことに、身近で見えやすいモノやサービスの価格が上昇していることで、消費心理を悪化させている。まt、企業側も価格設定に慎重となり、再び弱気に買っている。つまりデフレ傾向である。

労働需給の引き締まり⇒賃金の上昇の動きに、デフレ脱却の正念場となっていることがわかる。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:警鐘鳴らす『介護の先駆者』」から

2014. 8.12  日経産業新聞の記事「眼光紙背:警鐘鳴らす『介護の先駆者』」から

すべては医療の現場から生まれた

コラムの著者は、医療法人社団晴山会(千葉市)平山登志夫氏の活動の目線から介護保険制度の危うさについて語っている

○コンクリートジャングルに救急医療0

昭和40年代、千葉市のマンモス団地は厳しい状況で、住民たちは悲鳴を上げたという。その声を聞き、2DKの団地の一室から開業した、若き医師が平山氏であった。銀座の病院の地位をも投げやっての開業である。

さらに、信じられない状況を平山氏は団地の押し入れで発見する。日々、激務の中、往診に駆け付けたとき、押し入れに入れられていた寝たきりのお婆さん。決して忘れられない光景で、当時「介護」という言葉もない時代であった。

昭和62年、彼は自分の病院の隣に、老人保健施設を開いた。あの押し入れの光景によるものだ。

今は、国の介護制度が整備され、家族だけでなく、社会で老人を介護する仕組みができた。しかし、少子高齢化の流れは止められず、押しつぶされそうだと、平山氏はいう。医療現場では、今も厳しい状況が続いている。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 弊社システムメンテナンスと担当休業のため一時休止のお知らせ

いつも、当ブログをご利用 ご愛読いただき ありがとうございます。

さて、弊社システムメンテナンスと担当休業のため、以下の期間、一時ブログの更新を停止致しますので、ご了承ください。

なお、再開は、8月19日(火)を予定しております。

【休止期間】

2014年8月12日(火)~8月18日(月)

以上


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行を読む:写真SNS『インスタグラム』」から

2014.8.8   日経産業新聞の記事「流行を読む:写真SNS『インスタグラム』」から

現代は記憶よりも記録の時代

コラムの著者 中村 泰子氏(ブームプランニング社長)が、写真SNSサイト「インスタグラム」を取り上げ、現代人が記憶から記録に変わったことについてふれている。

○直接見るより先ずはカメラに記録する現代人

花火大会など、満開の大輪を直接みるよりも、写真に記録することに躍起になっている人も多い。そんな記録時代にあったスマートフォンアプリとして写真SNSサイト『インスタグラム』がある。2年前に同じSNSサイトであるフェイスブックが約10億ドルで買収した。アクティブユーザは、世界で現在2億人以上と言われている。日本でも若年層に広がっている。

さて、今やファッションの流行は、写真が言語を越えて閲覧することで、最新の流行をしることができ、大量にインスタグラムなら短時間に閲覧出来る。さらに、投稿は、正方形の写真となることから、その写真にいろんな情報を入れ込む。撮影日時や場所、イラストまでも埋め込み、一種個人のアーカイブとなる。また、ファッションセンスといった個人の傾向も分析できる。このような情報のやり取りが、またそれを閲覧した側の新しい情報として広がる。

このように一瞬の断片である写真が一種のタグとなって、自分も含め他者も巻き込む事ができる新しいコミニュケーションとなるようだ。camerahappy01