【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:警鐘鳴らす『介護の先駆者』」から
2014/08/19
2014. 8.12 日経産業新聞の記事「眼光紙背:警鐘鳴らす『介護の先駆者』」から
すべては医療の現場から生まれた
コラムの著者は、医療法人社団晴山会(千葉市)平山登志夫氏の活動の目線から介護保険制度の危うさについて語っている
○コンクリートジャングルに救急医療0
昭和40年代、千葉市のマンモス団地は厳しい状況で、住民たちは悲鳴を上げたという。その声を聞き、2DKの団地の一室から開業した、若き医師が平山氏であった。銀座の病院の地位をも投げやっての開業である。
さらに、信じられない状況を平山氏は団地の押し入れで発見する。日々、激務の中、往診に駆け付けたとき、押し入れに入れられていた寝たきりのお婆さん。決して忘れられない光景で、当時「介護」という言葉もない時代であった。
昭和62年、彼は自分の病院の隣に、老人保健施設を開いた。あの押し入れの光景によるものだ。
今は、国の介護制度が整備され、家族だけでなく、社会で老人を介護する仕組みができた。しかし、少子高齢化の流れは止められず、押しつぶされそうだと、平山氏はいう。医療現場では、今も厳しい状況が続いている。
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