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2013年12 月

【ヒット商品】ネタ出しの会 弊社年末年始休業のため一時休止のお知らせ

いつも、当ブログをご利用いただきありがとうございます。

さて、執筆者も含め弊社年末年始休業のため、以下の期間、一時ブログの更新を停止致しますので、ご了承ください。

なお、再開は、新年6日(月)を予定しております。

【休止期間】

2013年12月28日(日)~2014年1月5日(日)

以上


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:間に合うか国産3D装置」から

2013. 12.26  日経産業新聞の記事「眼光紙背:間に合うか国産3D装置」から

先行樹脂用を追い抜けるか国産金属型3Dプリンタ国家プロジェクト

コラムの著者は、国家プロジェクトとして来年度から動き出す3次元金属積層造形装置(3Dプリンタ)について触れている。

○国家プロジェクトの狙い

5年で現在の10倍の速度、5倍の精度を狙う。さらに、レーザー発振器や制御装置は国産。さらに、鋳型を砂型で作るプロジェクトも合流し、先行している樹脂用装置を追い抜き、現物の商材を製造できる金属積層3Dプリンタで国際市場で巻き返すのが狙いである。

樹脂用よりも高価で、技術的にも発展途上である金属積層は金属粉を溶かすファイバーレーザーの登場で飛躍的に機能が上がったという。海外でも新型レーザーの投入や大手の参入などあると予想され、5年では遅いとの声もある。さらに国家プロジェクトの時間感覚でいけるかと、コラムの著者も疑問視している。

経産省も、金属積層はこの2~3年が勝負だと認識しているようだ。この技術は、機械工学のみならず、材料の選別と制御、レーザーの開発、新材料の開発といった多くの科学技術を横断的に扱い、総合力が最後にモノをいう。工作機械でかつて海外の覇権をにぎった業界で、成功体験が仇にならねばよいが。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:夢からつなぐ日中のきずな」から

2013. 12.25  日経産業新聞の記事「眼光紙背:夢からつなぐ日中のきずな」から

娯楽産業で日中の協力

コラムの著者は、12月に上海で開かれた日本の音楽学校の分校の学生演奏会で感じたことを述べている。

○”こわもて”中国の別の一面

ネットの普及で中国も日本のアニメや音楽がほぼリアルタイムで見られる。日本の往年の「スター誕生」のようなオーディション番組も大人気。所得水準の向上で、中国では娯楽産業も徐々に立ち上がっているという。
ただし、娯楽産業も一朝一夕でたちあがるものではない。ダンサーから音響、照明の現場スタッフ、人々に夢や感動を与えるショーを創りだす人材は依然として不足しているという。

ここに、日本が手を貸す必要もあり、また日中のきずなを拡げる意味でも重要だという。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:機械の技術継承、枠組み作るのは人間」から

2013.12.20  日経産業新聞の記事「TechnoOnline:機械の技術継承、枠組み作るのは人間」から

ルールの無い新分野に挑戦できるのは人間

コラムの著者 山﨑弘郎氏(東京大学名誉教授)が指摘するのは、獲得した技術の内容やスキルを次世代に伝えるとき、機械ではなく人間が創造的分野を開拓するからこそ進歩がある点だ。

○特定の分野については人間以上の性能を持つ機械

機械の場合、次世代への設計データとして機能や構造が忠実に継承され、更に設計者の新しい改善が追加されていく。知能化自動機械のロボットもやがて、特定の仕事については人間以上となると山﨑教授は示唆する。

人間の場合、一代で獲得した知識や技術、スキルは言葉や文字を通じて次の世代に引き継がれる。しかし、次世代は生まれた時は能力がゼロなので、先代の到達したレベルに達しないで終わることもある。そのとき、確実に能力を積み重ねた機械に敗れていまう。

人間の使命は、ゲームのようにルールが決まっているような技術分野ではない。むしろ、そこは機械に任せ、新しい枠組みを創出し、従来にない方向性を見出すことにある。教育の目的の1つも、この創造性を強化することにあって、確立された枠組みを一生懸命学ぶのは、機械に対抗するのではなく、その枠組みを理解した上で新たな枠組みを見出し進歩することにあると、山﨑教授はいう。人間の強みは、機械を道具として使い、人間の能力を拡張すること。また、機械の知能や能力を改善するのも機械ではなく人間である。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『2つのAir』革新性に明暗」から

2013. 12.20  日経産業新聞の記事「眼光紙背:『2つのAir』革新性に明暗」から

米アマゾンとアップルのAir

コラムの著者は、米国に米シリコンバレーで今や大企業となったアマゾンとアップルが面白いことにAirという名前に因んだ話題をまいた。

○米アマゾンのAir

同社のCEOであるジェフ・ペゾス氏が語ったAirは、 Amazon Prime Airという構想のことである。これは、空飛ぶロボットともいえるドローンを使って、ネット通販の商品を「空輸」するもの。多くは、夢物語と失笑したようだが、ペゾス氏は、米タイム誌に「今年の人」で選ばれた10人の内の一人である。これを実現しようという野心がすばらしい。

○米アップルのAir

こちらは、年末店舗に並ぶiPad Airのこと。最新の同社のタブレット端末製品だ。ただ、コラムの著者が辛口で批評しているように、完成度は上がったが、驚きがない。優等生になった米アップルにはもはや驚きは不要なのか。

どうも、この勝負はアマゾンの優勢勝ちになりそうだ。airplanemobilephone