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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「マニュアルNOW:グローバル規格、問われる発言力」から

2013.9.10   日経産業新聞の記事「マニュアルNOW:グローバル規格、問われる発言力」から

優秀製品の製造に伴う国際的な情報発信力

コラムの著者 高橋慈子氏(テクニカルライター)は、取扱説明書などの技術文書の作成にかかわるメーカーや制作会社などの協会、テクニカルコミュニケーター(TC)協会開催で、欧州のTC団体から日本の国際的議論の参加要請について語っている。

○TC協会のシンポジウムの主題

高橋氏によると、8月下旬、東京・新宿で開催されたTCシンポジウムでは、

  • 多種の端末(スマホ、タブレット、PC)での利用の技術や表現方法
  • 製品やサービスのグローバル化への対応

が主題であったようだ。

国際電気標準会議(IEC)は昨年8月に製品使用説明の規格を改定、使用説明の内容、表示、リスクの最小化から評価まで含めるようになったという。

○IECの改定の議論

IECの規格改定に携わったというドイツに本部がある欧州TC団体「tekom」の諮問委員であるローランド・シュメリング氏が、日本のTC関係者に議論への参加を促していたという。優秀な製品を単に輸出するだけでなく、それを使う利用者に関連する多様な情報を伝えることも、日本の責務であろう。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:東京五輪は日本再生の機会」から

2013. 9.10  日経産業新聞の記事「眼光紙背:東京五輪は日本再生の機会」から

戦後復興から新再生自信回帰の東京大会へ

コラムの著者は、2020年に開催が決定したオリンピック/パラリンピック東京大会と日本再生について考察している。

○1964年東京大会

日本の戦後復興を象徴し、経済の高度成長の基盤となった前回の東京大会。

  • 基幹交通機関の開通:東海道新幹線、高速道路
  • 家電に普及:カラーテレビ
  • 自動車の普及

が成長の象徴とされたが、一方で排ガスや汚水などの公害問題などが表出した。

○2020年東京大会

一方、2020年の東京大会は、デフレ経済からの脱却が期待される。

  • 老朽化した言えんふらの再整備、再活用:新再生技術の確立
  • 情報通信や省エネ製品の進化
  • 燃費性能に優れたEVやHUVなど

が64年の当時とは異なり、あるものを生かす、より良いもの変えることで、新成長を見出さねばならない。さらに福島の原発事故の処理を安全かつ着実にする事で、日本の安全神話が復活するという。

前回の東京大会は、敗戦で自信をなくした日本人に 誇りと自信を蘇らせた。今回も精神的に、心理的に日本人の自信回復が最も重要だ。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:鶏卵生産なお残る『平飼い』」から

2013.8.30  日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:鶏卵生産なお残る『平飼い』」から

効率から自然循環へ

コラムの著者 栗坂秀夫氏(パシフックデザインアソシエーツ代表)は、「物価の優等生」と言われる鶏卵を含めた自然循環農法について語っている。

○鶏を地面で飼う「平飼い」と箱型の鶏舎を使う「ケージ」

後者は、物価の優等生を生み出した方法で、鶏1羽、1羽の管理が容易で生産効率が高い。これに対して、前者の昔ながらの庭先養鶏を継承してこだわりをもつ農場もある。

栗坂氏が紹介しているのは、ケージではなく平飼いで自然循環農法を実現している大松農場(千葉県旭市、大松秀雄代表)である。

  • とうもろこし、魚粉、国産の牡蠣殻、国産生米ぬか、大豆かす、餌米で、無添加の飼料でひよこから育てて鶏卵を生産。
  • 鶏のふんで肥料を加工して、米や野菜を生産
  • 上記の米や野菜の一部を飼料に再利用

といった循環である。平地で太陽と海からの風を浴びて逞しく育った鶏。その卵は、採算が取れるには一個35円。当然ケージの卵よりも高価である。しかし、大松代表によると、地元の消費者グループやスーパーなどが卵の価値を理解して加工品も含め購入してくれるという。さらに、経営が成り立つと同時に、消費者の情報やニーズを集めることができるという。

この話はこれからの日本の農業を考える上での指針となるだろうと、栗坂氏は語る。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:東電時間と汚染水」から

2013. 9.6  日経産業新聞の記事「眼光紙背:東電時間と汚染水」から

サラリーマン的時間感覚が取り返しのつかないことに?

コラムの著者は、東京電力が福島第一原子力発電所に作った汚染水貯蔵タンクの耐用年数がどうして5年なのかを訝っている。

○耐用年数5年はどこから?

コラムの著者が当該タンクの耐用年数がどこから割り出されたのかを推定している:

  • 当時の東電は先を考える余裕がなかった。「とりあえず5年間。そのうち、良いアイデアが浮かぶだろう」
  • サラリーマン的な時間感覚。「自分の任期中だけ、平穏であればよい」という悪弊。

前者は、急造のタンクと知りながら、トラブル対策に万全を期せなかった。後者は、役所的と言われる東電の体質で根が深いという。5年もたてば、経営陣は交代し、役員も社員も担当や業務内容が変わる。その時点で自分の役目も責任もおしまいというわけだ。

福島原発の廃炉作業は、30から40年と言われている。今が良ければ良いといった甘えが重なれば終わらない作業となる。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:スマホは電子機器の最終形」から

2013. 9.3  日経産業新聞の記事「眼光紙背:スマホは電子機器の最終形」から

経済的歴史では転換点

コラムの著者は、これまでの情報機器がスマートフォンやタブレット端末に集約されることを経済的な視点で考察している。

○今や情報や金融の担い手

あらゆる電子機器がスマートフォンやタブレット端末に集約され、ビデオカメラ、オーディオ、電話、通信端末の機能を一手にこれらの端末に統合されることになった。それがネットで世界の人につながる時代となった。つまり、スマホやタブレットは、個人の情報や金融の仲介者の役割まで果たし、切符や財布といった疑似貨幣の意味までも生み出した。

スマホは今後も機能や小型化などの進化は続くだろうが、コラムの著者は、電子機器としては最終形であって、AV機器やPCがスマホに代替されたようにスマホが別の何かにとって代わられることはないという。それは、この変化が歴史的だと指摘する。

スマホと関わるコンピューターの進化の歴史を見てみると、

  • メインフレームの時代:集中処理によるピラミッド型組織に対応
  • PCの時代:フラットな組織に対応
  • スマホ・タブレットとクラウドの時代:自由な個人による自在チームに対応

といった変化が起こりそれぞれ経済の基本形となってきた。歴史上、初めて個人が直接に生産要素や市場にアクセスでき、完全に自立できるようになったという。この変化は世界各地で起こり、世界経済を一段と深化させるという。happy01