【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:東電時間と汚染水」から
2013/09/12
2013. 9.6 日経産業新聞の記事「眼光紙背:東電時間と汚染水」から
サラリーマン的時間感覚が取り返しのつかないことに?
コラムの著者は、東京電力が福島第一原子力発電所に作った汚染水貯蔵タンクの耐用年数がどうして5年なのかを訝っている。
○耐用年数5年はどこから?
コラムの著者が当該タンクの耐用年数がどこから割り出されたのかを推定している:
- 当時の東電は先を考える余裕がなかった。「とりあえず5年間。そのうち、良いアイデアが浮かぶだろう」
- サラリーマン的な時間感覚。「自分の任期中だけ、平穏であればよい」という悪弊。
前者は、急造のタンクと知りながら、トラブル対策に万全を期せなかった。後者は、役所的と言われる東電の体質で根が深いという。5年もたてば、経営陣は交代し、役員も社員も担当や業務内容が変わる。その時点で自分の役目も責任もおしまいというわけだ。
福島原発の廃炉作業は、30から40年と言われている。今が良ければ良いといった甘えが重なれば終わらない作業となる。
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