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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:10億台超す自動車の悩み」から

2011.8.16   日経産業新聞の記事「眼光紙背:10億台超す自動車の悩み」から

自動車の保有がもたらす世界的な課題

コラムが指摘する課題は、大きく分けて2つ。1つは、自動車の購入余地のある新興国での資源問題。新車購入が多く、スクラップの使用比率が低いため、資材がまだまだ必要であること。もう一つは、石油の消費量だ。各国の自動車保有台数が、一位米国の2億5000万台、第2位の日本7500万台、中国の5000万台と世界で10億台を越えたことで、消費する石油の量もウナギ登りということだ。中国も未だ普及余地はあるとのことから、石油消費量も確実に増加するという。

これらの課題は日本の省資源技術や代替エネルギーによる自動車が解決できるかにかかっている。


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンドウオッチ:日本企業のセキュリティー対策」から

2011.8.17   日経産業新聞の記事「トレンドウオッチ:日本企業のセキュリティー対策」から

「パソコン対策で満足」では危険

コラムの著者 IDCジャパンリサーチマネージャー登坂恒夫氏が指摘するのは、外部から企業が標的にされるハッキングと内部からの情報漏えいである。共に日本の企業は大半が、単品のセキュリティーソフトをパソコンに導入して満足して終わっているという。

ソニーのハッカー攻撃、海上保安庁の情報漏えい事件。共に大手企業で専任部隊がいても攻撃や不祥事が起こっている点からも、セキュリティーソフトの導入だけでは不十分で、自社に対して情報セキュリティー上、どんなことが起ころうとしているのか、同業他社では何が起こっているのかなど分析が必須だという。

企業に情報を送る側としてはスマートフォンの急増とそれに伴う対策だ。さらに、これらの情報で顧客データベースの防衛も重要となる。さらに、これらの情報セキュリティーとして常に経営問題として認識しておかないと、一夜にして企業活動が不全に陥ることも認識しておかねばならない。

ネット社会では、セキュリティー対策は基本的な経営姿勢だということだ。coldsweats02


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:復活するか修理工房」から

2011.8.17   日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:復活するか修理工房」から

経年変化に価値観をもつ

コラムの著者 デザイン評論家の柏木博氏が指摘するのは、自然環境の保護といったモチベーション以外の価値観で、修理をしながら使うことが拡がっているという。

8月2日のモノ・マガジン(▶ 参照)では、「修理してかしこく使う一生モノ宣言」といった特集があり、英国ブランドのトランク「グローブ・トロッター」の専用修理工場などが紹介されている。

修理して使うモチベーションは、経年変化をネガティブではなく、ポジティブ、つまり魅力とした気付きにあるという。経年変化を活かし、傷んだところを完璧に蘇らせるところが特徴という。

柏木氏は、ブランド品のみならず、様々な修理に関する工房が今後復活してくるだろうと予測している。

ICT時代にアナログな修理。そのフュージョンが何かを生みだす時代かもしれない。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:プライバシー問題、SNS疲れも」から

2011.8.12   日経産業新聞の記事「眼光紙背:プライバシー問題、SNS疲れも」から

ポストSNSは如何に?

コラムでは、世界で6億人を突破したフェイスブックをはじめ、多くのソーシャルメディアで「間もなくSNS疲れ」が出てくると関係者が語っているという。確かに企業のホームページへの誘導も、従来の検索サイトからSNS経由の方が上回るといった宣伝活動の主軸も動いている。

反面、マイナス面も見えてきたという。利用者の急増が原因だが、現実社会の嫌な交流関係がSNSに持ち込まれ、好きな人とだけ交流するSNS特有の居心地の良さが変わってきている。プライバシーの問題も出てきた。すで全米婚姻関係弁護士学会が米国で行った調査によると、離婚した夫婦の5分の1がフェイスブックを離婚の一因に上げている。さらに弁護士も離婚調停にSNS上のやり取りを証拠に利用した割合は、86%だという。

負の面が増え、SNS疲れをもたらすことになるという。さて、ネット社会で次に使われるサービスは、疲れないものかもしれないが、未知数だ。

 


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「ネーミングNOW:キャッチフレーズが機能代替」から

2011.8.9   日経産業新聞の記事「ネーミングNOW:キャッチフレーズが機能代替」から

ネーミングが弱い場合の秘策?

コラムの著者 ネーミング&コピーライターの岩永嘉弘氏は日産自動車の「イケダン!」効果について語る。

 

さて、上記のCMで印象が残ったのは?

①ラフェスタ ハイウェイスター

②イケダン!

の何れだろうか?岩永氏が指摘するのは、①のネーミングよりもキャッチフレーズの②イケダン!の方が印象に残るという。では、視聴者の反応はどうか。もしこの車に試乗したいと考えたら、「イケダン!」をインターネットで検索し、ウェブサイトにも到達するし、近くの販売店も見つかると云うわけだ。

つまり、広告表現でネーミングされた①とキャッチフレーズ②の役割が入れ替わり、ネーミングの機能を肩代わりしているという。ネーミングが弱いときの秘策かと岩永氏は語る。happy01 これもインターネットとリアルを結合された新たなメディアミックスかもしれない。