【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:携帯市場、『その他』勢力が台頭」から
2011/01/31
2011.1.24 日経産業新聞の「眼光紙背:携帯市場、『その他』勢力が台頭」より
携帯は「スマート」ではなく「ノーブランド」の「その他」メーカーのシェアが増加
コラムでは、最近の世界の携帯電話市場で驚くべき勢力が存在すると示唆している。その勢力は、米国のアップル社やフィンランドのノキア社、カナダのRIMでもない。中国に数百社ある、「ノーブランド」携帯電話を製造するメーカーだ。昨年の3Qでの世界シェアが、ノキアが28.2パーセント、「その他」が33.0パーセントで、未だに増加傾向にあるという。
「その他」のノーブランドメーカーは、中国のみならず、アジア諸国、アフリカ、南米といった開発途上国へ低価格機を提供している。安かろう悪かろうではなく、十分な機能と品質を持っていることから今後もこの勢力は衰えないという。
欧米、日本がスマートフォンを注目する中で、ノーブランド携帯電話を考えると、IT機器のコモディティ化の進行が如何に速いかを物語っている。いつしか、スマートフォンもノーブランドで占められるかもしれない。