【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「哲学で拓くBIZテク⑤:ニーチェに学ぶ『精神力』」から
2011/02/28
2011.2.22 日経産業新聞の「哲学で拓くBIZテク⑤:ニーチェに学ぶ『精神力』」より
肯定×否定「永劫回帰」に悲観しても、なお挑戦するところに精神力がある
コラムでは、ドイツの哲学者フリードリッヒ・ニーチェ(参考 ▶)の唱えた「神は死んだ」に端を発した永劫回帰を受けいるることから精神力をえることについて述べている。
神が死んだとは、弱者を肯定し愛で持って慈悲を与える神の存在を否定し、自己の精神力で強くなることを指摘したものだ。人の価値の追求は、永遠に同じことを追求しているという事実を先ず受けいれる(永劫回帰)が、精神力を育む源泉としている。これは悲痛ともいえる状態だが、この状態を真に受け止めてこそ、強く生きれるという。また、これを受け入れた人をニーチェは「超人」と称した。
人類は、この「超人」を目指せというのが、ニーチェの思想だ。問題や不合理、矛盾を含んだ人生だからこそ、同じことを何度も繰り返す中でも如何に活力を得れるかが、精神力というのだ。
ここまで来て、永劫回帰には大きな精神的な鍛錬が要りそうだ。