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2010年12 月

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「『ネット誰のもの』議論続く」から

2010.12.24の日経産業新聞の「『ネット誰のもの』議論続く」より

米FCC(連邦通信委員会)のインターネット事業の新ルールに対する議論

事の起こりが、FCCのインターネット事業者への新ルールに端を発するこの議論。コラムでは、ネットの中立性支持するFCCが、グーグルやベライゾンといった提案が提案文に並んだことから、批判が出始めたことを述べている。FCC自身が中立性を崩したというのだ。

オバマ大統領も、FCCの決定に対して、「ネットの自由と開放性を保証し、同時に技術革新を促し、消費者の選択の自由と言論を守った」と評価。つまり、内容的には、合法的なコンテンツを個別に接続を遅くしたり、遮断したりすることを禁止したものだ。

通信業界は自らインフラを構築し投資してきたとこの案に批判的だ。さらに、ネットサービス事業者を「ただ乗り(フリーライダー)」として批判する。ただ、通信業界もインフラ事業だけでなく、サービス事業も展開していることから、競合相手のコンテンツやサービスに対して公正な接続を行うかが、「中立性」が問われている。

この議論、来年にも続きそうだ。


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「ヒットの経営学:新流儀で挑む(下)」より

2010.12.27の日経産業新聞の「ヒットの経営学:新流儀で挑む(下)」より

アセロラ飲料の原料供給とメーケティングのすみ分け

コラムは、ニチレイから取得したサントリーHDのアセロラ飲料事業の新流儀を解説。これまでの、原料の良さのみを拡げるマーケティングだけでなく、サントリーは、天然果実の再認識と新規の男性顧客には健康感の良さと、徹底的なマーケティングを行った。ニチレイは原料供給に徹底。このすみ分けが、コンビニでのリーチを高めたり、TVでのCM露出に影響を与えた。

新流儀は、顧客に商品の良さ当たり前から新鮮に変える目線が必要だ。認知度90%のアセロラも容器を変え、従来イメージを一新して、当たり前だった健康飲料を、違った飲み物として訴求する。このような商品の特徴を「伝えるチカラ」が要求されているのも新しい視点だ。


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「ヒットの経営学:新流儀で挑む(上)」より

2010.12.24の日経産業新聞の「ヒットの経営学:新流儀で挑む(上)」より

業界初ファミマのツイッターおにぎり

コラムは、ファミリーマートが9月にツイッターのみで行った「みんなで作るおむすび選手権」で生まれた業界初、ツイッターによるおにぎりの紹介だ。著者も研究会で本件に絡み、この事実には驚いた。

しかも、ツイートされた内容で生まれたおにぎりは一過性のものではなく、いまも売れ続けているという。

ソーシャルメディアの活用で問われる、企業とソーシャルメディアの関わり方。ファミマはあくまでも他のメディアではなく、ツイッターにこだわり、おにぎりファンの声を聴き(傾聴戦略)を頑なに貫き、商品開発に妥協を許さない点がファンには受け入れられた。そして、ファンとのコラボの成果が、今回のおにぎりという。

最近、筆者にも企業がツイッターをどう商品戦略に結びつければ良いのかといったご相談を受けることが多くなった。この記事にもそのヒントである、傾聴戦略がある。更に言えば、企業アカウントも一枚板に見える「企業人格力」が問われる時代になろう。言い換えれば、井戸端会議に違和感なく、そっと聞き耳を立て、必要に応じて人格力を出せる理想的なソーシャルメディア戦略が今後議論されるだろう。


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「PC産業変革急ぐ(中)」より

2010.12.24の日経産業新聞の「PC産業変革急ぐ(中)」より

法人向けがクラウド+新端末+サービスで変容

コラムでは、2007年にPC市場から撤退した日立製作所、法人向けでは存在感が薄い東芝といった、いわば傍流が新しい動きを見せているという。一般消費者向け、法人向けと国内では2強である、富士通とNECもこの動きに警戒を始めている。

背景には、iPadなどの使いやすさと各法人需要に合せたサービスとの組み合わせだ。日立は、iPadをシンクライアントとして京都銀行などに営業支援システムや顧客データベースとの連動を提供。PCを持たないことで反って軽快な動きが出来た。東芝も事務機器分野の東芝テックと組み、タブレット端末+デジタル複合機+クラウドサービスで企業向けソリューションを提供し始めている。

富士通やNECも米マイクロソフトの事実上業界標準であるウィンドウズ搭載の多機能携帯端末で攻勢を図ろうとしている。さらにこの競争に、デル、日本HP(ヒューレット・パッカード)なども追撃している。

法人需要は、PCだけでの性能差がないだけに販売力がモノを言っていた。このようなアプライアンス型のソリューションは、業界にニーズに基づく戦略が必要といった新たな変容が迫っている。


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「PC産業変革急ぐ(上)」より

2010.12.22の日経産業新聞の「PC産業変革急ぐ(上)」より

iPadのヒットが転機を呼ぶ

コラムでは、iPadが単なるノートPCの代替でないことが革新の目だ。米アップル社のこの端末をモデルに、多機能端末が各社から乱立していたからである。ウィンドウズPCをベースに、多機能端末仕様で逃げ切ろうというオンキョー。アンドロイド搭載のオープン仕様で対抗するNECや東芝。オープン仕様は、柔軟性のためにウィンドウズのような標準がなく、開発が出遅れた。

何れもウィンドウズ席巻する以前の情報機器の図式に似ている。当時は、標準を望む声が多く、結果として、ウィンドウズに集約されたが、今は標準化されていないところで差別化を図るチャンスとも見えており、あえて周辺装置の標準の声は聞かない。標準は、あくまでもインターネットアクセスであって、その先にあるアプリケーションやソリューションが、いかに手に入りやすいかの勝負だ。