【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:決断は将来が見通せないときに」から
2021/12/25
2021.12.22 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:決断は将来が見通せないときに」から
タイミングを測るよりも将来を洞察して決断せよ
コラムの著者 山﨑 弘郎氏(東京大学名誉教授)は、国家や企業の将来に大きく影響を与える決断について取り上げている。
◯世界をリードしてきた半導体や液体表示パネルなどが失敗事例
山﨑教授によると、国家や企業レベルの決断となると将来が見通せずに迷うことが多いが、逆に将来が見えてからでは遅く、手遅れになるという。
見通せない状態で将来を洞察してあえて決断を下すことに意味があるという。時が経てば将来の姿が見えてくるから洞察する必要はなくなるが、決断の意味がなくなってしまう。遅れた決断は誰でも下せるからである。
政治家や経営のトップは、あえて見通せない時点で情報をできるだけ集め、将来を洞察して決断を下す必要がある。そのために国のリーダーや経営者は高い報酬を得ている。決断のリスクを取りその結果に責任を負うからである。
決断の遅れぐずぐずすると、損失を社会や企業を被る。世界は止まっておらず、変化が常に起こっており、その行方を洞察しないと手遅れになる。
この20年間日本経済は停滞した、世界を席巻してきた半導体、液晶表示パネル、太陽光発電などの技術革新やビジネスの手を弛めた瞬間に先進国の中で立ち遅れてしまった。先が見えないと早期の決断を先延ばしたツケである。成功体験が失敗回避となったことも要因かもしれない。決断による失策での修正ができる余裕がない方が致命的であることを知るべきである。🥇🕛💻✏️🏙🌾🍓😅🏃♀️🏠😷🦠❄️🍅📖🔎⚡🌍🗻🇯🇵