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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:人間と自動化システムの役割分担」から

2021.10.27   日経産業新聞の記事「TechnoSalon:人間と自動化システムの役割分担」から

マン・マシン・インターフェイスで人間が状況判断できるように

 コラムの著者 山﨑 弘郎氏(東京大学名誉教授)は、自動で動く機械やシステムの異常と人間の関係について考察している。

◯起こりうる異常を予測し冷静な機械に予め入力する

 山﨑教授によれば、これまでの人間と機械との関係は、人命に関わるような場合人間が監視し、主役となって異常に対応することであった。

役割分担の基本は、

  • 機械が正常なら人間は監視
  • 機械が異常になれば人間が機械に優先して異常の原因を見つけ、修復すること

であったという。システムが複雑化し、故障による異常が滅多に見られない状況になると、

  • 稀に起こる異常に早急な対応が人間に求められた時、人間が判断に迷い、
  • 慌てて誤りを犯し、
  • より危険な状況を招く

といった深刻な事態が起こりうる。そこで人間と機械で役割分担を考慮する必要が生じてきた。

  • 人間は融通が効き、いろんなことができる
  • 飽きたり忘れたりする

といった人間の特性から、機械は、

  • 与えられたことしかできない
  • 冷静で飽きたり、忘れたりしない

という。そこで機械が正常な時は、人間が随時介入し、機械の特性を学んだり異常処理の手続きを復習する。機械が異常を生じ、人間が慌てなねないときに、独立した冷静な機械が、人間のできる選択dキル処理庵を複数示し、人間を支援するというのはどうか?🕛💻✏️🏙🌾🍓😅🏃‍♀️🏠😷🦠❄️🍅📖🔎⚡🌍happy01🗻🇯🇵🌐


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:生き残りの必要条件」から

2021.10.27  日経産業新聞の記事「眼光紙背:生き残りの必要条件」から

アイデアも持ちながら世界的なヒットにならない制作を考えるべき

 世界で今韓国映画「イカゲーム」がヒットしているという。コラムの著者はその背景について考察している。

○快進撃を続ける韓国のエンターテインメント事業を学ぶべき

 「イカゲーム」は海に住む烏賊のことで、韓国語の原題の直訳だとコラムの著者はいう。地面にイカを連想させる円や三角を書いて陣取りをする子供の遊びを指すのだという。

それがなぜヒットなのか。内容は、サバイバルゲームが繰り広げられ、敗者はゲームの主催者に容赦なく殺され、勝者には多額の賞金がでるというものだ。

気になるのは、このくだりを日本人では、「賭博黙示録カイジ」、「バトル・ロワイアル」、「ライヤーゲーム」といった作品を連想させるところだという。イカゲームの監督も韓国紙の取材を受けて、経済的に苦しかった時期に漫画喫茶で日本のこれらの漫画でインスパイアされたことを認めているという。問題は、エンターテインメントの世界では誰がオリジナルかといったことではなく、お互いに影響しあってヒントをうみ創造するのは当たり前であるからこそ、同じ良いアイデアを持ちながら世界的なヒットに結び付けられない日本の作り手(制作者)側の力不足ではないのかということである。🎥🎽📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵🇰🇷


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:コロナ後のオフィス設計」から

2021.10.26  日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:コロナ後のオフィス設計」から

ハイブリッド・ワークスペースを基軸に移行するシリコンバレー企業

 コラムの著者 ロシェル・カップ氏(ジャパン・インターカルチェラル・コンサルティング社長)によれば、週に1〜3日オフィスに出社して、それ以外はリモートワークで仕事をする「ハイブリッド」な働き方が主流だという。

○オフィスを価値創造の場に据える

 カップ氏によれば、ハイブリッドによる働き方は個人の生産性向上とオフィスでのコミュニケーションの増加という双方の利点を兼ね備えているからだという。この働き方に合わせて多くのシリコンバレーの企業がオフィス環境を劇的に変えようとしているという。

マイクロソフトの調査によれば、ビジネスリーダーの66%がハイブリッドワーキングをサポートするためにオフィススペースのデザインを変更することを検討しているという。新しい設計コンセプトは、事務什器や家具、スペースを根本的に再構築し、豊富なコラボレーションエリア、再構成可能なデスクレイアウトや会議室、その他のより柔軟な生産を向上させようするような機能を盛り込んでいるという。

チームワークを向上させ、イノベーションを起こし、帰属意識とエンゲージメントを支援することが新設計のオフィスの狙いである。

 カップ氏は、米セールスフォース、ドロップボックス、マイクロソフトの取り込みをここに紹介しているが、共通しているのは。これまでの仕事をこなす場であったオフィスから、チームで仕事を創りだし練っていく場に変えることである。さらに、自らも他社の手本やリーダーとして存在価値を高め、新しいマネジメントまでも追求しようとしている。大きなコラボレーションとコミュニティーを運営し、柔軟性とハイブリッド性を兼ね備えた、あるべき姿をとろうとしているという。まさに、コロナ禍の災いを転じてイノベーションを起こそうとしている。💪👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇺🇸🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「WAVE:BNPL(Buy Now Pay Later)で感じた不明」から

2021.10.14   日経産業新聞の記事「WAVE:BNPL(Buy Now Pay Later)で感じた不明」から

利用のわかりやすさ、情報活用、信用創造を行うBNPL

コラムの著者 瀧敏雄氏(マネーフォワード執行役員サスティナビリティ担当)によればは、新型コロナ禍で、在宅が増えた分、健康を気遣って室内のエクササイズバイクが米国では売れているという。決して安くはないエクササイズバイクの支払方法にBNPLが伸びている背景について言及している。

○不明であったBNPLの大手アファームの戦略がみえてきた

 瀧氏によると、BNPLの大手アファームの戦略が創業者であるレヴチン氏以前会ったときにはその内容に不明点が多かったという。しかし、レヴチン氏は米ペイパルの創業者でもあるところからBNPLの特徴を数年前から気付いていたという。

エクササイズマシンなど買う予算など多くの人が持ち合わせていない中で、アファームは39ヶ月後払いを金利ゼロで提供しているという。エクササイズバイクの加盟店からの決済収益料を取り、消費者からは金利を得るところは今のクレジットカードと何ら変わらない。だが、加盟店・消費者の両者との契約を持つこの業界では、過去の購入データから消費者側の購買意欲を高めた送客ができる。また、決済手数料をプールして、与信調査をしなくても借りての貸倒リスクを吸収することもできる。たしかに信用力の低い層には購入の良否は別にして考えると、購買意欲が極めて高い層とも考えられる。半数以上の後払い(BNPL)の利用者が返済遅延経験があるというが、それでも利益率の高い商品であれば決済サービスが利益を確保できること自体、イノベーションであると瀧氏は語っている。

競合するクレジットカードサービスとの違いは、高金利のリボ払いが常態であり、それ以外にも分かり辛い手数料がある。BNPLの良さはその返済金額のわかりやすさもあるという。このようにしてコロナ禍では評価がうなぎのぼりで上昇している。レヴチン氏の狙いはまさにここにあったわけで、当時不明であったところも見えた。返済のわかりやすだ、情報活用、信用創造のメリットは次世代の金融商品であろう。💴🩺👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:コロナ禍から回復力、苦難と退屈、好奇心で克服」から 

2021.10.22  日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:コロナ禍から回復力、苦難と退屈、好奇心で克服」から

コロナ禍に対するレジリエンス

 コラムの著者 関沢 英彦氏(発想コンサルタント)によれば、コロナ禍を跳ね返していく力をレジリエンスというが、耐えるのだけではなく、復元していく回復力に着目した考え方であるという。

◯生活レジリエンスを高めるには利他主義が多く、社会的な支援を期待

 関沢氏によれば、コロナ禍だけでなく、気象災害、大地震の可能性、超高齢化社会の到来など日々リスクを感じることが多くなったという。ただ、苦境に向かう時と外出を控えるなど退屈を訴える向きもある。生活の基盤を危うくする「過剰変化」は苦難を招く。一方、刺激の少ない「過少変化」の日々は退屈をもたらす。苦難と退屈という対照的な状況は、ひとりの力でやり過ごす時もあるし、みんなの力を合わせて乗り越える時もある。

苦難に対しては:

  • 自助努力:苦難を一人で乗り越える
  • 助け合い:みんなで乗り越える

があり、退屈には:

  • 好奇心:一人の力で乗り越える
  • 同好の士:みんなの力で乗り越える

といった、孤独型と協調型がバランスをとることでレジリエンスをわれわれは得てきた。😷🦠👩✋⛑🕠💪🏃‍♀️📺📶💺💻🏠👧👩😷🦠❤️🌍happy01🌎🇯🇵💡🌍