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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:アプリで仕事可視化、わかりやすさ武器に」から 

2021.3,17  日経産業新聞の記事「いいモノ語り:アプリで仕事可視化、わかりやすさ武器に」から

モバイル製品とソリューションビジネスの接点に

コラムの著者 高橋 慈子氏(テクニカルライター)は、コロナ禍でより進んだ働き方改革に即したマニュアルとその戦略について語っている。

○最新の情報を提供するマニュアルに

 高橋氏によれば、パナソニックのノートPC「レッツノート」のマニュアルを事例にみると、更新機能を持つ電子マニュアルが搭載されているという。

電子マニュアルは、2016年の同社のモデルから搭載され、サーバーから最新の情報を読み込む仕組みを持っている。PCがオフラインでも常に最新の電子マニュアルが見れる。開発を担当した同社の係長は、製品の利用と電子マニュアルの間にタイムロスが存在する。技術変化が激しいICT業界であることで、このタイムロスを最小にするのが、顧客にとっても大きなメリットであるため開発したという。

さらに2019年からは働き方改革に対応して、支援アプリも販売しているという。同アプリでは、PCの使用状況からどのようなソフトをどれくらいの時間使っているかなどを把握するソフトも販売している。仕事の仕方を見直したいという社員や管理職で部下の状況を把握するモニターソフト、「そごとコンパス」で、ハードウェア販売と各企業の問題解決、ソリューションも手がけることになったという。実はその開発の背景に、電子マニュアル制作の経験が役立っている。📗🦠😷🖥👧👦🛌👧🏢🕛📈🏢💡⚡️🌍happy01🌳🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:多様性とよそものの尊重」から

2021.3.12  日経産業新聞の記事「SmartTimes:多様性とよそものの尊重」から

「きわもの・わかもの・よそもの」の活用がますます必要

 コラムの佐藤 輝英氏(BEENEXT ファウンダー・マネージングパートナー)は、コロナ禍や気候変動といった地球規模の課題と地政学的なリスクの顕在化、産業構造の転換などマクロ・ミクロの視点で複雑系の世の中になり、それに対応するキーワードが多様性だと主張している。

○VUCAの時代に突入

佐藤氏によれば、VUCAとは:

  • Volatility:変動性
  • Uncertainty :不確実性
  • Complexity:複雑性
  • Ambiguity:曖昧性

であるという。変化の速さがこれまでに比べ桁違いになったことだという。これに対応できるのは多様性だと佐藤氏は語っている。様々な領域で起業家精神を発揮し、各自のアイデアと信念を軸に課題解決し、市場を創造することである。佐藤氏は、ローマ帝国の長期の繁栄も米国のダイナミズムの源泉も多様性が共通だという。さらに、異質なものを受け入れる寛容性も重要で、受け入れたものを自らも取り入れて強くすることになる。

多様性は、ビジネスの世界ではスタートアップを起こす起業家にあり、まさに「きわもの・わかもの・よそもの」がその形態である。日本では、きわもの・わかものまでは進んだが、今後外国人起業家、外国人エンジニア、国際資本といった「よそもの」を受容しなければVUCA時代には生き残れないだろう。💺🍽💹🕛🛒📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵🇺🇸✝️


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:ポータブルスキルの鍛錬」から

2021.3.10  日経産業新聞の記事「SmartTimes:ポータブルスキルの鍛錬」から

大変革時代に必要な何でもやれるスキル=ポータブルスキル

 コラムの柴田 玲司氏(インディゴブルー会長)は、アラフィフ(50歳前後)以上の人を対象とする「学び直し」の場を推進、その意図について語っている。

○自分の考えを整理し、書き、話し、物事の段取りを整える基本的なスキル

 柴田氏が推進する「PHAZEリカレント」は、かつて意識改革ばかりが主要テーマであった学び直しを「心のもちよう」を整え、どんな仕事をするにも必要となる「ポータブルスキル」を徹底的に鍛える場だという。柴田氏がいう「ポータブルスキル」とは、自分の考えを整理し、書き、話し、物事の段取りを整える基本的なスキルである。

時代は大きく変化し、70歳定年も間近になるというこれからは、「学び直し」なしには立ち行かないと柴田氏は予想している。確かにデジタル時代の新しいスキルの習得である「リスキリング」は叫ばれているが、多くのアラフィフティには、この「ポータブルスキル」と「心のもちよう」のリセットであると示唆している。

内容は、3ヶ月で40コマで時間は午前7時から60分ですべてオンライン。概要は:

  • 柴田氏の講義:10コマ
  • 挑戦者たち、友人たち、社長経験者たち10名の講話:10コマ
  • 自分の経験を「言葉」にし、他者と共有できるコンテンツにする「私の履歴書」:10コマ
  • 推薦図書を読み、他者にその内容の講義をする「文献知の共有」:10コマ

の合計40コマ。一企業に長く勤めると、その企業での特定の仕事をするスキルは鍛えられるが、一度外に出ると応用が効かないことがことがあるという。柴田氏によればこれは基本的なパーソナルスキルが不足しているからだという。これからの変化の時代を乗り越えるには、何でもこなす基本的スキルが必要であり、良き社会づくりにつながることを柴田氏は希望している。💺🍽💹🕛🛒📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:アニメ制作、ネットフリックスが変えるか」から

2021.3.10   日経産業新聞の記事「眼光紙背:アニメ制作、ネットフリックスが変えるか」から

低賃金・長時間労働のアニメ制作現場

コラムの著者はネット動画大手の米ネットフリックス社の日本でアニメーター育成を行うとの発表を受けて、日本のアニメ業界への影響について語っている。

○日本のアニメは産業化が長い割に属人的

 コラムの著者によれば、確かに日本のアニメ制作現場は、低賃金・長時間労働で劣悪とされ、人材育成もままならないという状況に、同社の参入であるが、手放しで喜べない事情があるという。

今回の人材育成は、ネットフリックスが提携する日本のアニメ制作会社が開く育成塾の受講生10名ほどに月額15万円の生活費を支給し、60万円相当の授業料を負担するというものであるという。

問題は日本のアニメ業界が意外に歴史があり、アニメーターを育成する専門学校も存在する。にもかかわらず、米国企業が支援に乗り出すのは、専門学校を出ただけでは、現場で通用する技術を身につけられない点にある。しかも、未だにAIなどからアニメを作るのは開発途上で、制作者のセンスと経験、その腕に依存している。確かに、新人育成を現場で推進するには低賃金・長時間労働では厳しいが、ネットフリックスのような取り組みは評価できる。ただ、卒業生を囲い込み、同社のアニメ制作に当たらせるのは如何なものだろうか。🎦🚍🚌⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「WAVE:マンガに学ぶ専門知識」から

2021.3.11   日経産業新聞の記事「WAVE:マンガに学ぶ専門知識」から

話題の事項ばかりでなく専門領域の俯瞰も

巣ごもり生活と春休みで自分自身も子どもたちも過ごし方が困っている人もいるだろう。コラムの著者 成田 宏紀氏(DCIパートナーズ社長)は、その中で子どもとも一緒に楽しめ、専門知識も理解できるマンガを紹介している。

◯擬人化で親子で理解

 成田氏によれば、近年の「マンガでわかる〇〇」という形で専門書の内容をマンガで伝える著作があるが、従来のコミック本コーナーでのレベルを思われるかもしれないが、侮ることなかれ十分に為になるという。成田氏によれば:

  • 「ナニワ金融道」:金融関係の研修などで利用
  • 「インベスターZ」:投資家に注目
  • 「JIN-仁」:ライフサイエンス業界での専門書と並んでいる
  • 「はたらく細胞」:成田氏自身が推薦、生命活動をつかさどる細胞を擬人化

などがあるという。成田氏が薦める「はたらく細胞」は、最新の免疫学で花形のT細胞ではなく、少し地味な好中球が主役で、面白いという。多くの専門家や投資家でさえ、気にしない好中球であることは、かえって免疫学全般を俯瞰できるメリットがあるという。また、擬人化されたマンガであればこそ、日常生活と結びつけやすく、子どもたちにも受け入れやすい。まさにマンガの時代であろう📖💺👓👩‍🦯😷🦠📶💻🛠⚓️💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵