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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:ドローンと人工知能で変わる追肥」から

2019.7.9  日経産業新聞の記事「TechnoSalon:ドローンと人工知能で変わる追肥」から

肥料と農薬を減らすことは消費者と農家双方にメリット

 コラムの著者 窪田新之助氏(農業ジャーナリスト)は、これまで以上に緻密に農薬を必要最小限で散布したり、追肥が株ごとにできることが農業用ドローンと人工知能で可能になると述べている。

◯株ごとに生育管理ができるの可能性

 これまでは稲や大豆、麦などの生育を一定の面積の田畑で観察して、大まかに追肥や農薬を散布してきた。

例えば窪田氏によれば、農薬では、マルチスペクトラムカメラを搭載したドローンで畑に繁茂している大豆の葉を撮影する。ハスモンヨトウと呼ばれる害虫の幼虫が葉の裏に潜んでいる箇所を人工知能で割り出し、ドローンは大豆の葉の近くまで下降して、付近の葉にピンポイントで殺虫剤を散布する。殺虫剤は時間の経過とともに葉に浸透してこれを」食べる害虫を駆除することができる。

肥料もドローンで大規模なジャガイモ畑を定期的に空撮してその画像を解析し、ジャガイモが芽生えてから葉を枯らすまでの立体構造をコンピューターで経時的に再現できるようになった。そこから、一株ごとの草丈、地上部分の体積などの生育量が把握できる。生育量で追肥の不足などがわかる。

これらを組み合わせさらに緻密に株単位での生育管理ができると、肥料と農薬を減らすことができる。消費者だけでなく、農家も経費や作業時間の節減でき、双方にメリットが出てくる。🌾🔧💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:対韓輸出規制をどう見るか」から

2019.7.8   日経産業新聞の記事「眼光紙背:対韓輸出規制をどう見るか」から

友好国でない韓国には輸出手続きの厳格化

 コラムの著者は、日本政府がフッ化水素などの半導体材料3品種の輸出審査を厳格化し安全保障上の友好国であるホワイト国から大韓民国を除外した措置に関して考察している。

◯文在寅政権は就任後反日政策を継続

 フッ化水素の輸出規制は韓国経済にとっては大きな影響を受けることは見えているという。冷え込んだ日韓関係のさらなる悪化となった。

多くのマスコミは、日本経済にも悪影響があり、対抗措置の応酬ではお互いに理にかなわなく、自制せよとの意見が多いという。だが、文政権は大統領就任後、反日政策を加速し、徴用工問題はすでに日韓請求権協定で解決済みにもかかわらず、韓国内の三権分立を口実に国際条約違反を容認し、日本政府の再三の要請にも誠意を持って応じていない。韓国海軍による自衛隊機へのレーダー照射などは敵対行為で、友好国への態度とは言い難い。

今回の措置は、長年にわたる歪んだ日韓関係を正常化するという日本政府の強い意志であるという。フッ化水素は軍事転用が可能で、友好国でない状態の国に対しては輸出規制をするのは安全保障上当然といえるという。👐💸🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡👝🇯🇵🇰🇷


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『悪夢のシナリオ』回避できるか」から

2019.7.5   日経産業新聞の記事「眼光紙背:『悪夢のシナリオ』回避できるか」から

世界経済のブロック化する最悪のシナリオ

 コラムの著者は、大阪で開催された米中首脳会談で貿易協議の再開に合意したことからひとまず本格的な貿易戦争は回避できたとみるが、日本経済研究センターが6月中旬に公表した長期経済予測を参考にブロック化した経済の悪夢について語っている。

◯中長期的に言えば第二次世界大戦前のように保護主義が台頭

 保護主義は、成長の原動力である移民が来なくなるという。また、G20サミットで強調された第4次産業革命を推進する自由なデータ流通も滞ることになる。結果、2060年には米中ともにマイナス成長になり日本はマイナス1.8%と大きく落ち込むことになる。つまり世界恐慌状態の陥るという悪夢のシナリオである。

これを回避するには、単独あるいは経済圏での貿易協定を結ぶことにある、中国や韓国とは特に恩讐を超えて、締結に努力しないと人口減少、高齢化する日本としては外需が一層厳しくなるという。⭐️💸¥🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡👝🇯🇵🇺🇸🇨🇳


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:オーディオ産業の衰退」から

2019.7.4  日経産業新聞の記事「TechnoSalon:オーディオ産業の衰退」から

かつては世界を席巻した日本製品

 コラムの著者 山﨑 弘郎氏(東京大学名誉教授)は、自らもオーディオファンとしてスピーカーメーカーのオンキョーが外資の傘下に入る要因について考察している。

◯外資に買われる日本の音響メーカー

 これまでも幾つかのオーディオ・メーカーが外資の傘下に入ったが、かつては世界を席巻したスピーカーメーカーも外国の資本に買われるという。やはり勢いを失ったのは、基本的に市場が縮小した、ニーズが減ったとみることになろう。現代の若者には、自室にスピーカーをおきオーディオアンプをつないで音楽に浸るといった生活ではなく、スマートフォンにヘッドフォンを接続して気楽にダウンロードやストリーミング配信の音楽を楽しむからかもしれない。

かつては、音楽のソースもアナログレコードとラジオ放送だけで、会議用として開発されたカセットテープをオーディオの主役にまで押し上げたのも日本のオーディオメーカーであったという。デジタル時代になっても、CDが登場し、ノイズの全く入らない音楽で人々を感動させた。その頃の欧米でのオーディオショップでは日本製品が一番目に立つ位置に置かれていたという。

同じ道をたどったのが日本の自動車メーカーであったが、排ガス対策や燃費の良さ、信頼性の高さで自動車技術は世界のトップレベルになった。しかし、オーディオの場合、視聴環境で客観的な評価が難しく、外国製を支持する評論家の意見などで判断されることになった。縮小気味の市場に、各メーカーは次々と新製品を投入し、じっくり熟成させる戦略を取らず、やがてはニーズに合わなくなってしまった。今度は、外資傘下で日本のオーディオ技術やブランドが逆輸入され評価されるかがキーとなる。🔈♬🎧🔧💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:はやぶさ2の切実な狙い」から

2019.7.3   日経産業新聞の記事「眼光紙背:はやぶさ2の切実な狙い」から

海外に比べ予算がつかない宇宙開発

 日本の探査機「はやぶさ2」が11日に小惑星「りゅうぐう」への第2回目の着陸に挑むという。コラムの著者は、その挑戦の背景について言及している。

◯安全重視なら1回目の着陸で得たサンプルを持ち帰るべきだが

 2回目の着陸は、4月に人工クレーターを作ったときに吹き飛ばされた小惑星内部のサンプルを採取するのが狙いである。成功すれば世界初の成果になるが、プロジェクトチームによると、2回目の着陸決定は悩んだ末の決断だという。まずは、1回目の着陸ですでに小惑星のサンプルを採取しており、これを地球に持ち帰るだけでも大きな成果であるという。海外の研究者などはここは安全策をとり、そのまま地球に持ち帰るべきだという意見もあった。

それでも着陸への挑戦を行う背景は、技術的な自信や科学的成果への期待ではなく、今後の宇宙探査の継続をアピールするためであるという。米国などに比べて日本の宇宙関連予算は少なく、探査機打ち上げも予算的に容易ではない。はやぶさ2は、将来の宇宙技術の確立や資源開発につながるとしている。しかし、初代はやぶさの帰還で世論が盛り上がるまで予算がつかず関係者は苦労したという。⭐️🚀🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡👝🇯🇵