Previous month:
2018年6 月
Next month:
2018年8 月

2018年7 月

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:プラットフォーマーが牛耳る韓国メディア」から

2018.7.23   日経産業新聞の記事「眼光紙背:プラットフォーマーが牛耳る韓国メディア」から

デジタル情報の時代だからこそ付加価値を

コラムの著者は、英ロイター・ジャーナリズム研究所が37カ国で実施したメディア調査の韓国メディアの変貌について語っている。

○日本も他山の石とすべし

 同調査では、韓国メディアがプラットフォーマーに牛耳られていることがわかるという。つまり、

  • 「プラットフォーマーが承認したメディアだけがプラットフォーム経由でニュースを流し、数千万ドルのコンテンツ料が支払われる」
  • 「プラットフォーマーであるネイバーは広告収入をメディアと分け合う仕組みを導入した」という。

メディアからコンテンツが供給されなくなれば、プラットフォーマーも共倒れであることから共存を図ったとも言える。しかし、読者にはプラットフォーマーがニュースなどを意のままに動かすのではないのかといった疑念が晴れない。疑心暗鬼が韓国でのニュースへの信頼低下、プラットフォーマーへの信頼度も下げた。

もはや、ニュースはタダで読めるものといった認識を韓国メディアの事例として日本は他山の石とすべきであろう。

📲📰✒️🏢🌕💡🔎⚡️🌏happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:日本女性が活躍するには、育児の『当り前」見直しを」から

2018.7.日経産業新聞の記事事業「TechnoSalon:日本女性が活躍するには、育児の『当り前」見直しを」から

タイの科学者・技術者は大幅に女性増

コラムの著者 円山 重直氏(八戸工業高等専門学校長)は、タイでの国際会議に参加し、その研究成果で女子学生の活躍が目立ったと述べている。

◯科学技術者にも多い古風な女性増

 国際会議の研究発表会で、日本とタイの女子学生たちが生き生きと英語で発表するのを垣間見て、円山氏は、日本で当たり前と思っている子育ては女性という科学技術者でも多い風潮を変えなばならないと思ったという。

レセプションパーティーでも、タイの伝統舞踊や日本のよさこいソーラン踊りではどちらも女子学生が中心で動き、男子学生は裏方で、タイと日本の合同では、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」が大合唱で女子学生が盛り上がったという。

このような女子学生の活躍をタイのサイエンスハイスクールを創設した元学長の国会議員が「タイの科学者・技術者は全て女性になるのではないか」と冗談を言うほどだったという。

翻って日本は、科学技術者の認識として女性は子育てをするものという風潮に疑問を持たなかった。欧米では夫婦共同で子育てをすることが一般的である。日本の女性が社会で活躍できない理由がこのような考え方に起因しているのかもしれないと円山氏は述べている。👧👦🔧🏢☁︎⛅️🎓📖⚡️🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「小野譲司の目;顧客の感動、失望と表裏一体」から 

2018.7.20  日経産業新聞の記事「小野譲司の目;顧客の感動、失望と表裏一体」から

サービス向上には叱咤激励してくれるファンが重要

コラムの著者 小野 譲司氏(青山学院大学経営学部教授)は、サッカーのW杯を事例にサービス向上の秘訣を顧客の感動と失望から説明している。

○感動した場合は良い口コミを、失望すれば否定的なコメントと助言を与える

 サッカーのW杯で盛り上がった日本だが、そこに喜怒哀楽があるからこそ、「顧客感動」を生み、スポーツの推進の原動力になる。同様にサービス業も顧客の感動体験がプロモーションの原動力になるという。

小野教授によれば、感動した顧客は、リピーターになり、周りへの好意的な口コミや推奨をすることが多いという、逆に、失望した場合は、否定的な口コミと助言をする可能性が高いという。

さらに、快不快だけの二者選択ではなく、両方を体験することが、好意的あるいは否定的な可能性がより高いという。これをマーケティングでは、「エンゲージメントのパラドックス」という。この傾向は、小野教授によれば、世の東西を問わず、存在するという。

エンゲージメントを高めるのはパラドックスを持ちつつ、サービスを称賛あるいは悪口を言い、人に話しながら、結果的にブランドに寄与することにまる。良きにつれ悪しきにつれ、話題の渦中にいることはやはりマーケティングでは重要ということになる。🎓📖🏢🏨💡⚡️🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:第二創業と『ミカン事件』」から

2018.7.19   日経産業新聞の記事「眼光紙背:第二創業と『ミカン事件』」から

第二創業だからこそ更に大事にした信頼

コラムの著者は、最近良く聞く「第二創業」の成功事例としてヤマト運輸について語っている。

○業種は同じでもビジネスモデルが変えた故小倉昌男氏

 第二創業とは、行政がそれを支援する堺市によると、

「一般的に事業所の後継者などが業態変換をすることや新事業に進出すること」

という。第二創業でコラムの著者が事例として出したのは、ヤマト運輸である。父を継いで2代目社長になった小倉氏は、これまで企業を顧客として製品などを大量輸送する事業から転換、主婦の視点で日本初の宅配便を生み出した。同じ運輸業ではあるが、ビジネスモデルが全く異なるという。

宅急便事業を初めて2、3年の頃、荷物の集配所で社員がダンボール箱からあふれたミカンを1個食べてしまった。それを聞いた小倉氏は懲戒解雇を言い渡したという。今も社内で有名な「ミカン事件」である。

個人的に小倉氏は、解雇後の社員をかわいそうなことをしたという思いでさいなまれたかもしれないという。しかし、第二創業の草創期である時期に絶対の信頼が必要だと悟っていたのも事実であろう。いまも求められる心構えである。🍊🚚🏢🌕💡🔎⚡️🌏happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:はやるか『平成最後の』商法」から

2018.7.13   日経産業新聞の記事「眼光紙背:はやるか『平成最後の』商法」から

特別なイベントに自分の歴史を刻みたい心理

天皇陛下の譲位が来年4月30日となり、翌日5月1日より改元されて新元号となることから、「平成最後の〇〇」といった便乗商法が話題だが、コラムの著者は、それを考察している。

○イベントによるマーケティングにはうってつけ

 平成は来年5月以降には存在しないことから「平成最後の〇〇」商法が出てきている。プロ野球の阪神タイガースは「平成最後の覇者は、俺たちだ」というスローガンのもと、集客に余念がない。

期限が区切られると、どことなく心残りになり、そわそわするのが人間の心理である。マーケティング的にはうってつけの場である。

花火大会、盆踊り、ハロウィン、クリスマス、年末年始、恵方巻き、バレンタインにホワイトデーには、この「平成最後の」があると、どことなく郷愁を誘うのである。どうも人間は、「一生で最後」というイベントや出来事に弱く、そのイベントに昇華させて、自分の歴史を刻もうとするという。そしてその感情が共有され、盛り上がる。📅🏢🌕💡🔎⚡️🌏happy01