【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:電力の将来像を語る前に」から
2018/02/28
2018.2.22 日経産業新聞の記事「眼光紙背:電力の将来像を語る前に」から
顧客との向き合いをまずは磨くべきでは?
コラムの著者は、2017年4月に始まった都市ガスの全面自由化で、東電HDが不適切な訪問販売があるという不祥事について説明もなく、経営計画としての将来像を語るに終始したことに疑問を抱いている。
◯変化の先取りは経営では重要だが前提にある顧客との向き合いも触れるべき
コラムの著者が指摘するのは、東電HDの不適切営業である。訪問販売で義務付けられている契約書面をその場で渡さないなど、法令違反の疑いのある行為が合計7千4百件あり、顧客から「契約した覚えがない」等の申し出があり発覚したという。
背景には、ガス小売自由化の準備不足で参入が遅れたこともあるかもしれない。10日後に記者会見を開いた東電HDの小早川智明社長は、この問題に触れず、将来に向けたサービスや課金プラットフォームを考えたいとの語るにとどまった。たしかに同社を取り巻く環境はIoTなど新技術の活用に向けた異業種企業との連携も重要となるところだ。
しかし、いくら美しい未来を語っても、足元でコンプライアンス違反があるようでは消費者の信頼を失うだけである。🏡🏢🔍💡⚡️🌍