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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:食い散らかしの運用」から

2017.8.18   日経産業新聞の記事「眼光紙背:食い散らかしの運用」から

企業経営にも影響

コラムの著者は、世界的な短期投資傾向に社会的意義からも落胆している。

◯リスクマネーの提供し企業の持続的成長を支える世界とは正反対

 コラムの著者は、この40年の資金運用の歴史を振り返って、運用ビジネスが短期投資主体へシフトし、今や長期投資は絶滅危惧種のような扱いに驚いている。

そもそもの発端は、世界最大の運用マネーである年金が毎年の成績を追い求める資金運用に傾斜していったことであった。資金運用はマーケットの価格変動を追いかけ、いかにディーリング益を積算するかを問うことになっていった。

今や世界的な金利の低下で、機関投資家の大半は、目先の運用益を追い求めるあまり、企業にも短期志向の経営を強いることになっていった。

どれもこれも投資運用の本来の姿である経済の現場にリスクマネーを提供し、企業の持続的成長を応援するといった行動とは真逆である。まさに「後は野となれ山となれ」の食い散らかしの運用集団に落ち込んでいる。⚡️📈💹🏢💰🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:沢田道場、政治家養成へ」から

2017.8.16   日経産業新聞の記事「眼光紙背:沢田道場、政治家養成へ」から

経営者、起業家、そして政治家

コラムの著者は、ハウステンボスの沢田秀雄社長が開塾した沢田経営道場に政治家コースができたことについて触れている。

◯ハウステンボスの立て直しに成功した沢田氏

 コラムの著者は、ハウステンボスの経営改革に成功した沢田氏秀雄社長が開塾した沢田経営道場に、来年度、経営幹部や起業家の養成とは別に政治家コースを作ることについて触れている。

沢田道場は、ハウステンボスグループを含め社員を対象に開塾したものだが、今期からはグループ外からも塾生を募集。最初の1年間は座学と経営の実践を行い、その後は従来とはことなり、「政治家を目指す実践研修を行う。著名な政治家を講師に招き、まずは人間性と志」だという。「企業は経営者、国は政治家次第だ。どの政党から出るかは道場生に選ばせる。失敗してもいい」と沢田氏は語る。

沢田氏本人は政治家志向はないようだが、今回の政治家養成に何を期待しているのだろうか?⚡️🏢💰💻🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:縮まらぬ再生エネの内外価格差」から

2017.8.15   日経産業新聞の記事「眼光紙背:縮まらぬ再生エネの内外価格差」から

割高な設備・工事費に改善の余地

コラムの著者は、再生可能エネルギーの普及促進を目的とした「固定価格買い取り制度」が2014年7月に始まって5年が経過した内容を振り返っている。

◯量の拡大には意味があったが、多くの課題が浮き彫りに

 コラムの著者は、5年の経過後、再生可能エネルギーの発電容量は約3478万キロワット、導入量全体では開始前に2.7倍と増え量の確保はできた。しかし、導入済み設備の約95%が太陽光発電に集中することや電気料金に上乗せされる買い取り費用が17年度で約2兆1千億円に膨らむなど様々な課題も見えてきた。

縮まなぬ海外とのコスト差も1つだ。買い取り制度には再生可能エネルギーの普及とともに割高な再生可能エネルギーの発電コストを他の電源に近づけるという狙いもあったが、確かに下げってはいるものの、海外に比べ見劣りし、コスト高は否めない。

日本特有の地形や気象条件には依存するが、割高な設備、工事費に改善の余地があると、コラムの著者は指摘している。今夕から事業者選定を入札制度に切り替えるが、コスト構造の見直しが迫られているのは明白である。☀️🍃⚡️💡💻


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:数字・文字の羅列、情報過多、記憶強化迫る」から 

2017.8.10  日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:数字・文字の羅列、情報過多、記憶強化迫る」から

ラジオ体操ならぬメモリー体操が必要かも

コラムの著者 関沢 英彦(発想コンサルタント)は、最近のスポーツ、音楽、将棋、コンピューターなどの世界で10歳前後で才能を開花させる人が増えていることを踏まえて教育と社会とのあり方について語っている。

○1年で10ポイントも増えた「情報量が多い」との回答

 インターネットなどの発達で日常生活で数字やアルファベットを覚えねばならない機会が増えているという。

例えば、買い物や通勤で自転車を駐輪場に預ける場合、3桁の駐輪番号を覚える必要がある。また、インターネットを利用していると「そろそろ、パスワードを変更してください」や「今の改変したパスワードを確認のために再度入力してください。」など、メモの取れない状況で8桁などの英数字を変更する必要がある。

アルファベットでは意味のある組み合わせなら覚えらえるが、頭文字などではさらに混乱する。数字も語呂合わせでも限界がある。人間の記憶において短期的に覚えられるのは、数字の場合、「7±2」個が限界だという。

このような不便をメディア環境研究所の「メディア定点調査」(博報堂DYMP 15〜69歳・東京都631人)によれば、「世の中の情報量は多すぎる」と答えた人の率は42.1%J(2016年)から52.0%(2017年)へと10ポイントも急増しているという。

インターネットを中心に多様な情報が増えたことも要因だが、数字やアルファベットの羅列のように、見た目は無意味だが生活する上で必要な情報が増えたことも関係しているという。

高齢化社会で、短期記憶を止めるラジオ体操ならぬメモリー体操が必要なときかもしれない。⚡️🔢💻🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:早朝出勤は効率を上げるか」から

2017.8.9   日経産業新聞の記事「眼光紙背:早朝出勤は効率を上げるか」から

「みんなそろって」型のトップでは改革は進まない

コラムの著者は、フレックスタイム制の意義について早朝出勤などと比較して論じている。

◯仕事の効率と生産性の向上は社員一律か?

 コラムの著者は、人により、仕事により、効率的に能率があがる時間帯が異なる事実を取り上げ、それを現在もっとも反映しているのが、フレックス制だと主張している。時間管理は社員に任せ、評価は成果で下せればよいという。

さらに指摘しているのは、効率的な時間は一律に決められないということを無視して、「みんなそろって」早朝出勤を強要するといった、逆方向の変革をトップが行うことは弊害だとも思える点である。長時間労働への風当たりが強い昨今、残業削減が必須となると、一部で早朝出勤が」勤勉さのアピール手段となるのもおかしいというわけである。

世界のICT革命をリードするグーグルなどはフレックス制をいち早く導入し、自宅も含め、仕事をする場所も選べる。社内で、多くの情報を共有し、時間と場所によらない働き方ができるのもこういっ支えがあるからである。このような風土作りが実は働き方改革や労働時間の短縮、生産性の向上につながるのではと示唆している。💡📰📶💻