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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:先生たちの『同一労働同一賃金』」から

2016.4.5   日経産業新聞の記事「眼光紙背:先生たちの『同一労働同一賃金』」から

自分は何ができるかが、地位や報酬よりも重要では?

コラムの著者がいう先生とは、国会議員のセンセイたちのこと。正社員と非正規社員との待遇格差を論議する立場の人間にチクリと批判している。

○月額定額の国会議員の給与(歳費)

月額で129万4千円が国会議員の給与にあたる歳費。当選回数やましてや仕事ぶりで額が増えたり減ったりすることはないという。居眠りしていてもスマートフォンの画面を見ていても、国会議員である限り歳費の違いはないという。

政治家の不祥事を聞くと、本当に彼らは議員になりたかったのか疑問だという。議員としての働きが収入に反映する仕組みがないから、センセイ方の「やる気は?」となる。

企業でも同様で、自分が何をするのかを優先しないで、自分はどんな地位か、今の収入を守れるかと考えてばかりの集団なら、先は厳しい。camerahappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「パッケージNOW:さよならプラスティック袋」から

2016.4.5   日経産業新聞の記事「パッケージNOW:さよならプラスティック袋」から

フランスでの先行したレジ袋の使用禁止

コラムの筆者 竹原あき子氏(工業デザイナー)は、COP21に間に合わせる目的で制定されたフランスのレジ袋の使用禁止の法律について触れている。

○有料でも無料でも厚さ0.05ミリ以下のプラスティック袋は使用禁止

フランスでは7月1日から1回しか使えず、有料でも無料でも厚さ0.05ミリ以下のプラスティック袋は使用禁止となる。数年前から大型店舗のレジ袋が有料になりエコバッグの持参が一般的になっていたが、法律で使用禁止を宣言した。

店内に並ぶ食品などのパッケージも2017年1月から紙か植物由来のプラスティックなど自然に還る素材となる。

エネルギー転換の一環といえば大袈裟かもしれないが、プラスティック袋の廃棄がゼロになれば製造、輸送、廃棄のためのエネルギーが減り、海洋生物への被害も少なくなる。フランスはCOP21に間に合わせて、この法律を成立させた。pchappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「探査計:ニコンの全天球カメラ、スポーツ体験記録し共有」から

2016.4.4   日経産業新聞の記事「探査計:ニコンの全天球カメラ、スポーツ体験記録し共有」から

ユーチューブでもうけている全方位動画

コラムの著者 内田 勲氏(フォトアドバイザー)は、ニコンが米国1月に開催された世界最大の家電見本市(CES)で参考出品した全天球カメラについてその可能性について語っている。

○先行はアクションカメラの先駆けゴープロ社

同参考品は、360度の全天球の静止画と動画の撮影が可能で、4K UHDという高画質で記録でき、水深30メートルの防水対応、耐衝撃、耐寒、防塵の性能を備えている。今春発売の予定だが、一部の報告では、アクションカメラとして先行のゴープロ社の「ヒーロー4」よりも少し大きいという。

アクションカメラの領域は、サイクリング、サーフィン、スキーなどのアクティブスポーツの愛好家に人気だという。本体は小さく、乗り物や体に取り付けて撮影できる。アクションカメラでない全天球カメラはリコーがすでに発売しているが、アクションカメラでリアリティーの高い映像が撮れる。

動画共有サイト、ユーチューブでも全方位動画は人気で、体験のコンテンツはうけるようだ。今回のニコンの参戦でますますこの分野もホットになりそうだ。typhoonhappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:気候変動の考察、『総体の専門家』育てる」から

2016.4.1  日経産業新聞の記事「TechnoOnline:気候変動の考察、『総体の専門家』育てる」から

全体の専門家が不在での運営も試行錯誤

コラムの著者 蛯名 邦禎氏(神戸大学教授)は、国連の気候変動に関する政府間パネルであるIPCCを各方面の専門家だけでなく一般市民も含め読み解きをすすめているという。

◯IPCCの取り組みは個別の専門家が全体の専門家ではない

すでに蛯名教授の神戸大学サイエンスショップ主催の『IPCCレポートを根掘り葉掘り読む会』は130回の例会を迎えたという。

従来の科学者の集まりでの報告ではなく、従来の科学では答えが出せなかった分野横断的かつ複雑な現実のシステムである気候の問題に対して、問題をどのように理解し、そこからどのように将来を予測し、その不確実性の程度を見積もり、その不確実性のもとでどのような意思決定をすべきかとという選択肢を提示するという、極めて困難な課題に取り組んでいるからであるという。

課題は広範囲にあり、それぞれの分野の専門家は、全体の専門家ではない。このような全体をみる専門家が不在の中でどう課題に取り組んでいくかさえも試行錯誤であるという。そこで、伝統的な諸分野の科学者、行政、政治、市民などの人々が集まり、メタ科学的な課題に取り組むことが求められる。やがで、「読む会」の参加市民も総体の専門家になることの挑戦でもあるという。pchappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『新しい社会』呼び名募集中」から

2016.4.1   日経産業新聞の記事「眼光紙背:『新しい社会』呼び名募集中」から

科学技術の発展した次世代の社会は何と呼ばれるか

コラムの著者は、日本が世界に先駆けて「超スマート社会」の実現を目標に掲げた第5期科学技術基本計画について触れ、人類の社会の進歩の次の呼称を何と呼べば良いか問うている。

○分かりにくい名称「ソサエティー5.0」

同計画で出てくる名称は、「ソサエティー5.0」。どうもウェブ2.0やインダストリー4.0など、ネット社会の日進月歩を示すかのように、急速な科学技術の展開で、名称が追いつかないという。では、ソサエティー5.0も同様の意味なのか?

人類が、狩猟社会から農業、工業、情報社会と進んできた。そこで5番目の5.0だという。どのような形容が良いか、良いイメージが固まらず、数字で凌ごうとしているように思えるという。camerahappy01