【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ゼネコン首脳の悪い予感」から
2015/11/10
2015. 10.29 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ゼネコン首脳の悪い予感」から
建設当時の業界関係が影響?
コラムの著者は、横浜市都筑区の大型マンションが基礎の杭打工事のデータ偽装で傾いている問題を取り上げ、業界の構造問題として取り上げている。
○建設当時から広がる
該当の大型マンションと同様に時を同じくして竣工した、千葉県市川市の45階の高層マンション工事で鉄筋の強度不足であったことが発覚した。当時、ゼネコン業界は公共工事減少などで「厳冬期」であり、マンション工事では安値受注が横行。厳しい工事採算が現場に悪影響を及ぼしているとの指摘も出ていたという。
さらに現場の技術力も、団塊の世代が大量に定年を迎えて低下。手作業の実感を経験したことがない世代ばかりになりつつある。大きな失敗を招くリスクがあるのではと、ゼネコンの当時の幹部が懸念した矢先の事件になってしまった。