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2015. 11.5 日経産業新聞の記事「眼光紙背:問題解決、欲しいのは理性」から

社長に泣かれてもマンションの傾きは直らない

コラムの著者は、旭化成建材のマンション用くいのデータ偽装問題を通して日本の経営者が問題の解決よりも詫びることは謝意を示すことが優先されていることについて触れている。

○理性と感情を切り分けるのが苦手な日本の経営者?

企業の不祥事の記者会見で繰り返される「お騒がせして申し訳ない」「ご心配ををおかけし、お詫びをする」という言葉。問題の核心は、お騒がせやご心配にあるのではなく、ましてや長々と幹部が起立してお辞儀をすることではない。世間に詫びても問題の解決にならないからである。

誰が何をしたのかを明確にし、法律上の問題があれば罪を犯した人々が応分の裁きを受けること、さらに違法でなく不正であったにしても被害を受けた人には補償を行う。このように、お詫びよりも先に理性的な説明が必要だ。buildinghappy01

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