【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『おもてなし』も国際化を」から
2015/09/17
2015. 9.11 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『おもてなし』も国際化を」から
日本流のサービス、エチケットは必ずしも世界標準ではない
コ ラムの著者は、五輪準備で訪日客への受け入れ準備が進んでいるが、日本のサービスやエチケットは世界最高水準にあると言われつつも、世界標準ではないことを知っておくべきだという。
○ニューヨークでのエレベーターやスーパーでの「おもてなし」の失敗
エレベーターで、品の良い女性と乗り合わせ、ドアを押さえていたところ、その女性は降りる際に、逆に睨み付けるように出て行ったという。日本ならお礼をいうような態度だが、米国ではレディーファーストはもはや過去の遺物だという。むしろ、彼女は「自分は弱い人間」と差別され、偏見で見られたと思ったらしいという。
ニューヨークのスーパーのレジでは、店員が笑顔を振りまき、身の上話しや世間話をこれでもかと続けるとという。日本では、手際が悪く顧客対応が悪いと言われそうだが、ニューヨークでは、客に親しみを感じてもらうことが最高のサービスと理解されているという。客を尊重し仏頂面でも黙って手際よく処理することを良しとする日本とはかなり異なる。
確かに日本のサービスやエチケットは世界的に高レベルであろうが、それがどこでもだれにでも通用するものではない。やはり、それぞれのお国柄や時流を知った上で、細かい対応が必要なようだ。