【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:グランピング葉山、PR戦略消費者つかむ」から
2015/08/31
2015.8.27 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:グランピング葉山、PR戦略消費者つかむ」から
Glamorous+Camping = Glamping
コラムの著者 高岡 美佳氏(立教大学経営学部教授)は、海外発のグランピングの広がりとともに、人気となっているグランピング葉山の広報戦略について語っている。
○ぜいたくなテントなどの施設や食事などのサービス
目的は、自然を楽しむキャンプ。海外では高級ホテルのアマンリゾートが手がけており、国内では星野リゾートなどが開業予定するといったことでもその勢いはとどまるところを知らない。
こうした中今月8日、2015年の夏秋限定で神奈川県の葉山に「グランピング葉山」がオープン。リゾート仕様で、施設は海岸の目の前、北欧の老舗アウトドアブランド「ノルディック」のテントを使い、ゆったりと時間をすごすことを企画している。1日限定1組で、料金は1泊1人3万5千円で、ヨガやエステも楽しめる。決して安くない価格設定であるが、多くのメディアに取り上げられ、オープンからわずか1週間で10月半ばまで予約が埋まったという。
広告費を一切かけず、PR戦略のみで展開しており、コンテンツをしっかり押さえさえすれば、PRツールがこれを補うというマーケティング戦略である。社会的なトレンドであるグランピングと都内から1時間で体験でき、葉山というブランドをうまく使ったPR戦略である。