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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『ニコニコ学園』の挑戦状」から

2015. 7.14   日経産業新聞の記事「眼光紙背:『ニコニコ学園』の挑戦状」から

不登校生であれば気持ちが通じることを利用

コラムの著者 は、筆者自ら仮称として、KADOKAWA・DWANGOが教育事業に参入する計画を垣間見て、「ニコニコ学園」なるサービスを取り上げている。

○インターネットのインタラクティブ(双方向性)を利用した通信制高校を2016年春に開学

仮称『ニコニコ学園』は、不登校の増加に対して同社が何かできないかというところから始まったという。自信の背景には、若者とつながり、彼らの気持ちがわかる会社との認識があるのだという。

「学校に行っていない人は確実にニコ動を見ており、KADOKAWAのライトノベルを読んでいる」とみている。大勢を動員できるイベント企画力を生かし、ネットとリアルをまたいで学生生活を送れる仕組みを作るという。

すでにICTを文科省では研究や実証を始めているが、活用がなかなか進まないとされており、キラーコンテンツにあたるものが見いだせない。仮称ニコニコ学園は、これまでの伝統と権威に重きをおく教育界にどう対峙していくか。househappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「パッケージNOW:水の大型ボトル、側面に取っ手」から

2015.7.14   日経産業新聞の記事「パッケージNOW:水の大型ボトル、側面に取っ手」から

世界の水源を買う欧州の飲食メーカー

コラムの筆者 竹原あき子氏(工業デザイナー)は、フランスのクリスタン(Cristaline)の5リットルの大型飲用水ボトルについて言及している。

○低価格なブランドのボトルの工夫

世界中の水源を買っているスイスのネスレやダノンといった大手ではなく、日本での知名度は低い同社のブランドだが、他社に比べて安価である。秘密はフランス国内の⒉0カ所ある水源を持つことで低価格を実現している。

安いことからスーパーマーケットで販売する4分の1を占めるほどフランス人にとってはポピュラーなブランドだと竹原氏は述べている。彼女は注目するのは、1.5リットルではなくさらに大型な5リットルの大型ボトルである。リットルあたりの単価も下がることから、5キロを持ち運ぶ装置がパッケージデザインの話題になったという。

一般的な考えでは、ボトルを垂直に持ち上げるために半円形の取っ手をつけるものもあるが、同社のパッケージは、柔らかいプラスチックの取っ手を側面につけた、一見、頼りない作りである。なで肩ボトルの上部から斜め45度にテープを貼り、手にかかる部分だけ極薄のスポンジが入ったシートで囲ってある。

いつも持ち帰る客に聞いてみると、一度も切れたことはないという。つまり、ボトルの重量を側面に合わせて持ち歩く方が、垂直に持ち上げるよりも快適だという選択をおこなった。まさに発想の転換である。sweat02happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ソニーと『007』と増資」から

2015. 7.9   日経産業新聞の記事「眼光紙背:ソニーと『007』と増資」から

007映画とソニーの復活

コラムの著者 は、スパイ映画『007』シリーズの映画と配給元としてのソニー・ピクチャーズエンタテイメント(SPE)、その親会社のソニーについて言及している。

○過去のヒーローを復活させることに長けているSPE

ソニー・ピクチャーズエンタテイメント(SPE)は、魅力的な俳優陣と優秀な脚本と監督を駆使し、過去のヒーローを見事に現代に蘇らせるのに長けているという。それにより収益モデルは成功裏に進んでいるが、親会社のソニーはどうか。

英紙フィナシャルタイムズ紙は、この収益モデルも今年は終焉だという。6月30日、4400億円の公募増資を発表。その増資、多くの関連事業で収益モデルの変更することにどのような影響がでるか、気になるところである。buildinghappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:日米がラストリゾート」から

2015. 7.10  日経産業新聞の記事「眼光紙背:日米がラストリゾート」から

中国の経済失速、欧州のギリシャ問題で残ったのは?

コラムの著者 は、世界経済をみて、日米の2大経済圏がラストリゾートとなっている点を指摘している。

○中国の経済失速、欧州も風雲急

中国の株式バブル破壊は、目を覆いたくなるような状況で、国際商品市況が再度急悪化しており当局の介入も効果がない。中国依存の新興国などは大きな影響がでるとみる。

一方、ギリシャ問題でEUの一体性をみるか、失業問題をなおざりにするかで風雲急を告げている。

このような世界情勢の中で、米国は情報化・インターネット革命の恩恵を、雇用と生活水準の向上につなげるチャネルを見出し持続的な成長が続いている。日本も企業の蓄財で賃金、配当、設備・研究投資の増加という好循環を今の所得ている。

世界の投資マネーは、日米にますます惹きつけられ、日本株高は継続するとみているようだ。upwardrightupwardrighthappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:Scatch!早朝・深夜に荷物配達」から 

2015.7.9   日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:Scatch!早朝・深夜に荷物配達」から

午前0時ぴったりに誕生日プレゼントも可能

コ ラムの著者 高岡 美佳氏(立教大学経営学部教授)は、ソフトバンクグループの新規事業を手がけるSBイノベンチャー(東京・湊区)が6月から都内の一部で始めた早朝・深夜の時間帯、24時間時間してECでの商品を受け取れるサービス「Scatch!(スキャッチャー!)」について触れ、顧客側の視点でのサービスが新規事業を生み出すことを示している。

○ECの便利さと宅配の不便さのギャップに注目

インターネットで購買した商品を早朝・深夜から指定時間での受け取りも可能という同サービス。さらに対象となるECサイトが日本国内のすべてであるという。

まず、全国のECサイトの指定というのは、スキャッチャー!の会員専用住所を入力してもらうことで、スキャッチャー!の倉庫で一度商品を預かり、指定の時間に宅配するという。「時感ぴったり便!」を利用した場合、24時間内希望する時間ぴったりに荷物が届くという。

EC市場も前年比14.6%増、宅配取扱個数も前年比3.1%とともに増加基調。単身世帯や共働き世代が年々増える中、こうしたサービスは魅力的だという。

さらに時間指定を活用して、午前0時ぴったりに誕生日プレゼントを贈るといった、利用者側のアイデアで用途も広がりそうである。presenthappy01