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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:テスラ車、もはやデジタル製品」から

2014. 3.4  日経産業新聞の記事「眼光紙背:テスラ車、もはやデジタル製品」から

機械ではなく、デジタル家電のよう

コラムの著者が取り上げるのは、米テスラモーターズの次期モデル「モデルS」。その感触を伝えている。

○運転席のレイアウトは近未来

スイッチがほとんどなく、コンソールに配した液晶パネルであらゆる操作を行う。

アクセルを踏んだ瞬間は、HVのプリウスのようにスルスルと滑り出す。更に踏み込むと、爆発的に加速し、身体がシートに押しつけられる。遊園地のアトラクションのような加速感だという。

○ボンネットはがらんどう

次に驚くのは、ボンネットを開けた時の驚きだという。中はがらんどうでトランクになっているという。通常のエンジンのように冷却装置も排気管もないからだ。動力は電池とモーターだけ。

部品点数はガソリン車に比べ格段に少ないことから、部品をはめ込むだけで完成する。既存の「自動車」とは異なる製品であろう。搭載電池が高いため価格は700万円以上で高い。しかし、量産効果によっては、一時の液晶テレビのように価格は劇的に下がると考えられる。

まるで、液晶テレビに代表されるデジタル家電。その一部に自動車も入ることになろうとは。rvcarcarhappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「マニュアルNOW:読み込ませ、探しながら使う」から

2014.2.25   日経産業新聞の記事「マニュアルNOW:読み込ませ、探しながら使う」から

連携ソフトを含めた全体像の伝え方に工夫が必要

取扱説明書などをPCやタブレット端末で使うことがクラウドサービスの充実に伴って電子化してきているが、コラムの著者 高橋慈子氏(テクニカルライター)は、自ら電子化で使われるスキャナーの取扱説明書を例にポイントを語っている。

○PFUのイメージスキャナー『ScanSnap S1300i』

コンパクトで両面原稿のスキャンが出来る同製品。アナログの書類や書籍などをスキャンしてデジタルデータに変換し電子化するツールである。それ自体の同製品の取扱説明書は冊子の形では添付されていない。添付されているのは、安全の注意書き以外に「スタートアップガイド」と、ドライバソフトや電子マニュアルを収録したCD―ROMのみであるという。

スタートアップガイドの手順で進めていくとPCにドライバソフト、電子マニュアルもインストールされる。取扱説明書にあたる「オペレーターガイド」(503ページ)をPDF形式になっており、検索も使える。大量の情報をPCで検索しながら使える点はよいが、トラブルが起こったさいに どこを見ればよいのか、添付ソフトとの連携も希薄で、全体像が分かりにくいといった欠点があるという。

今後、全体像を示しながら、個別の課題をどう解決に結び付けられるかなどの課題がまだあるという。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:中国映すPM2.5ジョーク」から

2014. 2.28  日経産業新聞の記事「眼光紙背:中国映すPM2.5ジョーク」から

成長至上主義の歪みか                   

コラムの著者が取り上げるのは、今年の中国の大気汚染が昨年以上に深刻化する中でPM2.5を笑い飛ばすジョークも流行しているという。

○社会ジョーク

この種のジョークは庶民の不満と不安の裏返しとみるがどうだろうか?

  • 習近平国家主席が国民に向けて『皆さん、安心してください。必ず空気はきれいになります。中国には28億台もの空気清浄機がありますから』:約14億人の人口で、2つの肺から
  • 中国の携帯、スマートフォンで通話するより、ショートメッセージやSNSがよく使われるのはなぜか?「マスクをつけたままできるから。」
  • 環境局長:『市長、大変です。我が町の大気汚染がさらに悪化しました』
    市長:『それはよかった。これで地下鉄建設プロジェクトを中央政府に提案できる』

どうやら、汚染源は、成長を至上と考えた中国幹部に問題があるのではないだろうか?


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:短材で作ってみた積み木」から

2014.2.28  日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:短材で作ってみた積み木」から

知育玩具とエコと

コラムの著者 栗坂 秀夫氏(パシフィックデザインアソシエーツ代表)は、旭川にある小さな木材工房を通じてそこにある考えを紹介している。

○コサイン(北海道・旭川市、星幸一社長)

同社は、日本有数の家具・木工製品の産地 旭川で1988年、若い職人が創業した工房である。同社は生活用品を中心に木工製品を生産している。

栗坂氏が注目したのは同社の製品であるバランス積み木『ハート』(3150円)である。これは、6個のハート形のピースを組み合わせることで、平面遊び、立体遊びのどちらも楽しめる知育玩具である。

コサインはこの『ハート』を自然が育んだ大切な木材を最後まで使い切るために、製作の過程で出る木片(短材)を材料として使っている。メープルとウォルナットを使って子供のために未塗装で提供。その思想には、同社の5つの約束があるという。

  • 材料への感謝
  • 木が生きる使い方
  • 確かな技術で作る
  • 仕上げの技術を磨く
  • 長くサポートする

を掲げ、愛着をもって使える生活道具や玩具を生み出している。

知育玩具でありながら、木材を最後まで使い切るといった社会的な役割も意識している。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:スーツケース、預け入れ基準変更商機に」 

2014.2.27  日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:スーツケース、預け入れ基準変更商機に」から

ルールの変更はビジネスチャンス

コラムの著者 高岡美佳氏(立教大学経営学部教授)は、総合バッグメーカーのエース(東京・渋谷)が10年のブランド『プロテカ』から新預け入れ基準に合わせた『STARIA EX』について語っている。

○ANA(国際線)の預け入れ手荷物サイズ規定の変更

それまでは「203センチメートル以内」から「158センチメートル以内」に小さくなってしまった。容量が最大級になるスーツケースの開発が急がれた。

それ以外の要因に、国内旅行でもJR九州の寝台列車『ななつ星』などシニア層の遠方への旅行や女子旅でのニーズも見逃せない。サブバッグを持たず、スーツケースで楽に持ち運びたいといったニーズである。

これらの調査から該当のスールケース商品は好調だという。さらに同社のマーケティング部ではさらに軽量化以上の付加価値(利便性やデザインも含め)がもとめられているという。これらの市場調査によって確認しながら商品化を進めていくようだ。airplanebullettrainhappy01