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2014.2.25   日経産業新聞の記事「マニュアルNOW:読み込ませ、探しながら使う」から

連携ソフトを含めた全体像の伝え方に工夫が必要

取扱説明書などをPCやタブレット端末で使うことがクラウドサービスの充実に伴って電子化してきているが、コラムの著者 高橋慈子氏(テクニカルライター)は、自ら電子化で使われるスキャナーの取扱説明書を例にポイントを語っている。

○PFUのイメージスキャナー『ScanSnap S1300i』

コンパクトで両面原稿のスキャンが出来る同製品。アナログの書類や書籍などをスキャンしてデジタルデータに変換し電子化するツールである。それ自体の同製品の取扱説明書は冊子の形では添付されていない。添付されているのは、安全の注意書き以外に「スタートアップガイド」と、ドライバソフトや電子マニュアルを収録したCD―ROMのみであるという。

スタートアップガイドの手順で進めていくとPCにドライバソフト、電子マニュアルもインストールされる。取扱説明書にあたる「オペレーターガイド」(503ページ)をPDF形式になっており、検索も使える。大量の情報をPCで検索しながら使える点はよいが、トラブルが起こったさいに どこを見ればよいのか、添付ソフトとの連携も希薄で、全体像が分かりにくいといった欠点があるという。

今後、全体像を示しながら、個別の課題をどう解決に結び付けられるかなどの課題がまだあるという。happy01

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